遺族メールの概要
2024/7/7に自殺した渡瀬康英元県民局長の妻が、7/12に百条委員会に送ったとされるメール。「一死をもって抗議をする」といったフレーズが報道された。
7/19の百条委員会に資料として提出された、「陳述書」および「ワインおねだり音声」が添付されていたと思われる。
スキャナ画像が7/19百条委員会の資料として公開されたが、検索性を高めるため、当ブログでは文字起こしを提供する。
遺族メール全文(文字起こし)
送信日時:2024年7月12日金曜日 14:02
宛先:議事課 組織
件名:陳述書(渡瀬康英)
添付ファイル:20240712提出物一式.zip
兵庫県議会文書問題調査特別委員会 委員の皆様
渡瀬康英の妻の●でございます。
このたびは主人のことでご迷惑をおかけし、申し訳ありません。
7月10日に家族だけで葬儀を執り行い、静かに見送りました。あまりにも突然のことで、いまだに実感は湧きません。
しかし主人がこの間、県職員の皆さんのためを思ってとった行動は、決して無駄にしてはいけないと思っています。
主人が最後の言葉を残していました。
そこには一死をもって抗議をするという旨のメッセージとともに、19日の委員会に出頭はできないが自ら作成した「陳述書」および参考の音声データの提出をもって替えさせてほしいこと、そして百条委員会は最後までやり通してほしいことが記されていました。
この主人が作成した陳述書および音声データを資料として委員会に提出いたしますので、委員会として、その遺志を受けとめていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
主人が残したこれらのメッセージは公表していただいて結構です。職員、県民の皆さんに広く知っていただきたいと思います。
奥谷委員長をはじめ委員の皆さんが誇りをもって働ける兵庫県庁となることを、遺族一同願っています。
令和6年7月12日
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違和感を指摘する声
ネット上には上記メールの違和感を指摘する声が相次ぎ、一時は「メール捏造説」や「県議による成りすまし説」もささやかれた。
後に「メール送信前に県が電話で本人と連絡していた」ことが判明し、成りすまし説は消えたが、それでも第三者の意向が強く働いていることを推測する人も少なくない。
ネット上で見られる違和感の指摘を紹介します。
- 葬儀直後の7/12は、相続の手続きなどで遺族は多忙なはず。こんなに丁寧なメールを送っている暇はあるのか。
- 添付ファイルの「20240712提出物一式.zip」というファイル名は、主婦だとしたら違和感がある。ファイル名からして遺族が圧縮して名前を付けたようだが、圧縮すること自体も違和感を感じる。
- 「自ら作成した陳述書」「主人が作成した陳述書」と、陳述書を作成したのが元県民局長本人であることを過度に協調しすぎている。
- 最後に「遺族一同」と書かれているが、遺族本人が自らを「遺族」と呼ぶことに違和感がある。普通は「家族一同」「親族一同」というのではないか。