12/11 第14回百条委員会

1211百条委員会アイキャッチ 偏向報道

2024/12/11 第14回百条委員会の概要

要約

  • 今後のスケジュールについて、12/25委員会での片山元副知事・斎藤知事証人尋問に向けて、書面調査及び聞き取り調査等を実施する方針が共有された。
  • 次回の参考人招致の弁護士が、理事会で自民党推薦の結城弁護士に決定したことについて。そもそも参考人の追加招致の趣旨が「公益通報者保護法に違反していないという法解釈を聞いてみる」とのことだったが、必ずしも趣旨に合ってない参考人を招致することについて、自民党から「企業と契約されている方が一番適切だろう」と説明。
  • TBS『報道特集』がデマの偏向報道を全国放送したことや、村瀬健介キャスターの取材態度など報道理念の欠如が著しいといったことについて、マスコミへの注意喚起を奥谷委員長が検討することとなった。

議題

議題内容
1協議今後のスケジュールについて
2協議資料提出の要求について
3協議証人出頭の要求及び参考人招致について
4協議その他

資料

2024/12/11 第14回百条委員会の内容

動画

【兵庫県議会】令和6年12月11日 文書問題調査特別委員会(百条委員会)

議事録(文字起こし)

開会(午後2時57分)

◎写真撮影等の取扱について
神戸新聞社ほか17社から提出された写真撮影等許可願について諮ったところ、全員異議なく、これを許可することに決した。

1 今後のスケジュールについて

このことについて、事務局から委員長試案の説明を聴取後、委員間で協議がなされ、全員異議なく、試案のとおり決した。

(主な発言)

○佐藤良憲委員
書面調査や聞き取り調査はどの辺りに入るのか。
これから話す議題になると思うが、これでいくと、第16回、17回はもう報告書提示になってしまっているので、その結果などはどこかで知れるのか。この辺りの流れが見えない。

○事務局
取りあえず12月25日の委員会に向けて、書面調査及び聞き取り調査等を実施したい。それ以降、もし間に合わなければ、状況によっては委員会を追加して状況を報告させていただくなども今後考えていかなければいけない。

○佐藤良憲委員
分かった。ということは、基本的には12月25日までに間に合うようにほかは終えて、その場でという理解でよいか。

○事務局
そのとおりである。

2 資料提出の要求について

このことについて、資料要求一覧のとおり諮ったところ、全員異議なく、委員長発言の概要のとおりとすることに決した。

○奥谷謙一委員長発言の概要
委員各位から提出のあった資料提出申出書をもとに、12月9日の理事会において協議した結果、資料要求一覧のとおり、資料の提出を求めたいと考える。

3 証人出頭の要求及び参考人招致等について

このことについて、事務局から委員からの申出の状況と取扱の試案の説明を聴取後、委員間で協議がなされ、全員異議なく、試案のとおり決した。

(主な発言)

○増山誠委員
公益通報の参考人についてである。今回の理事会において、私から、野村弁護士とほか1名を参考人として招致申請させていただいたが、自民党から結城弁護士が申請され、多数決で結城弁護士の招致が本委員会に提示されることとなった。そのときに、結城弁護士がどのようなことを語られるかというのを、私、初めてその方の名前知ったので、その後調べてみたところ、今回の件について、個別具体的な法解釈というのは見て取ることができなかった。すなわち、公益通報者保護法に違反していないという法解釈を持たれているのかどうか不明であった。

そもそも、追加で参考人を呼ぶ趣旨が、公益通報者保護法に違反していないという法解釈を聞いてみるということだったのだが、結城弁護士を呼ぶ趣旨について改めてご説明いただければと思う。

○富山恵二委員
今の増山委員からのお尋ねであるが、私が調べて理事会で提案させてもらった。理事会で1時間ぐらいかけてしっかりと議論したにもかかわらず、これだと理事会の意味がないというのが一つであるが、それは一旦置いておく。理事会では、今日の委員会をスムーズに進めるためにいろいろな意見を聞いており、今、多数決でと言われたが、私の認識としては、皆さんも時間をかけたからそれでいこうとなった。

ただ、私がこの方を提案したのは、今まで参考人として呼んだ二人は、公益通報に精通された方といいながら、どちらかというと通報した側の認識であったので、そうではない方を探してきたというのが第一である。なので、そういった意味で、企業弁護士というか、企業と契約されている方が一番適切だろうということで提案させていただき、議論したということである。

今、増山委員が言われたように、仮にこの方が兵庫県の状況を見て、どちらの立場で言われるか分からないが、弁護士の方に公益通報にならないと言われたとき、それはなぜなのか、逆に、なると言われたときも、両方の法解釈が出てくるので、両方の意見をみんなで聞いてすればいいのではないかということで提案させていただいたので、今、増山委員が心配されるようなことはないのではないかと思う。だから、みんなでそこは聞きましょうという形で提案して、理事会での合意を受けたと私は思っている。あくまで参考人が決定するわけではなく、委員がそのご意見、説明を聞いた上で我々の議論の中に使い込むという形でやりましょう。

○増山誠委員
説明を伺えたので、少し分かった。

○委員長 奥谷謙一
参考人として異議がないということでよいか。

○増山誠委員
そういうご説明でいただいたので。

4 その他

(主な発言)

○長岡壯壽委員
余計なことと思われるかもしれないが、自分のこととしても、守秘義務のことについてみんなで確認し合いたいと思う。禁止される部分の録音の禁止の徹底、また、ここで得た情報の秘密を守る、この辺のことをもう一度全員で確認し合って、次の12月25日の尋問に臨みたい。

○委員長 奥谷謙一
守秘義務の徹底をお願いしたいと思う。

○増山誠委員
報道についてだが、先日、TBSの報道特集という番組があり、偏向報道ではないかということで非常に驚いたので、一言申し上げたいと思う。当該番組では、SNSの一部の投稿を取り上げて、デマが拡散しているなどという内容の放送をしていた。あたかもネットメディアが悪のような放送をしていたのだが、当該番組では、9月14日の放送において、企業の寄附金集めをしたパレード担当課長が鬱病を発症し、その後亡くなっているなどのデマを全国で放送したこともある。

また、11月30日の放送では、誰でも投稿できるオープンチャットの画像をあたかも齋藤知事のLINEグループと誤認させて、齋藤陣営が立花氏とつながっていたかのようなデマの偏向報道を行っていた。

特に村瀬健介キャスターは、片山元副知事の自宅や私の自宅にも押しかけてきて取材をする。また、高圧的な態度で齋藤知事に一方的な意見を述べつつ取材を行うなど、報道理念の欠如が著しいと感じている。

さらに番組では、ネット上のフェイクニュース、真偽の定かでない情報が瞬く間に広まる状況の中で、有権者が政治参加することは民主主義の基盤を揺るがす事態などとコメントされている。

まさに偏向報道と言われても仕方のない自らの報道姿勢を顧みることなく、ネットメディアを批判するこの姿勢こそが、マスコミの大きな問題点であると思っているが、我々が百条委員会で公平・公正に審議を行っている最中に、マスコミがこういったデマ報道をすることは非常に問題だと思うので、百条委員会として、報道機関に注意するなどの対応が今後は必要ではないかと考えている。そういった点も今後、百条委員会や別の機会に設けられるか分からないが、そういうときは、マスコミの皆さんにも注意喚起を行っていただきたいということで意見させていただいた。

○委員長 奥谷謙一
私のほうからか。

○増山誠委員
例えば今回ではない次のときに。

○委員長 奥谷謙一
検討させていただく。

閉会(午後3時15分)

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