匿名怪文書の概要
2022年5月6日頃に書かれた、渡瀬西播磨県民局長が井ノ本秘書広報室長あてに「知事と一緒に前を向いて仕事をしていきたいと思っている一職員」を名乗って郵送した匿名怪文書です。4月初旬に送付した文書と同一人物との設定で書かれています。
「あの手紙の内容を知事にちゃんとお伝えしていただいたのでしょうか?」「井ノ本室長があの手紙を握り潰していたとしたら、それを知った知事はどう思われるのでしょう。」などと、脅迫めいた内容が書かれた怪文書です。
また、小橋部長や片山副知事の悪口も書き連ねられており、「片山副知事のゴマスリに騙されてはいけません。」「小橋部長の心地よい喋り口に騙されてはいけません。」「片山副知事が井ノ本室長のご苦労を横取りしていますよ。」などと、主に片山副知事・小橋部長への疑心暗鬼を煽り、井ノ本室長を側近グループから離反させることを企図しているように見受けられる内容です。井ノ本氏が百条委員会で証言した文書のことだと思われます。
公用PCには、「20220506遊びの相談4.docx」とのファイル名で保存されていました。この文書は丸山穂高氏のXのポストによって存在が知られていましたが、2025/9/18にSAKISIRU編集部がnoteにて公開したので、当ページに文字起こしを掲載します。
なお、このページの執筆次点では、SAKISIRU上では一時非公開となっています。SAKISIRUのnoteはこちら。
匿名文書の内容(文字起こし)
井ノ本秘書広報室長 様
こんにちは。
4月の初旬に一度手紙を出した者です。
あの手紙の内容を知事にちゃんとお伝えしていただいたのでしょうか?
職員にかなり厳しい処分がなされましたね。知事は人事当局の言いなりになったのでしょうか。室長には失札ですが、なんだか、あの手紙が握り潰されたような気がしています。ますます職員の心が知事から離れていってしまわないかと心配なのです。
もしかして井ノ本室長もあのひどい人達の仲間ですか?
そうでないのなら、申し訳ありません、お詫びします。ごめんなさい。
手紙の件を知事に直接お伝えしてもいいのです。知事のツイッターに語りかければいいのですから。アカウントなんていくらでも作れますからね。
「井ノ本室長にお手紙を出しています。知事への応援をしたためています。災いをもたらす側近のことも報告しています。知事にお伝えいただくようお願いしています。
例えば・・・」と囁きます。
井ノ本室長があの手紙を握り潰していたとしたら、それを知った知事はどう思われるのでしょう。
室長がご協力いただけないのなら、他の方を経由してお耳に入れてもいいのです。推進室のメンバーで他グループの中にも、また推進室以外にも知事が信頼を寄せている職員を私は知っています。
そうそう、片山副知事があちこちで「自分は選挙で齋藤に賭けて、勝ったんや」って言っているようですよ。「だから、副知事になったのも当然だ」とも。いつの間にか、井ノ本室長のご苦労を横取りしていますよ。恥ずかしくないのでしょうか・・・
一足飛びに井ノ本室長が副知事になられてもいいのではと仲間内では言い合っています。私達は室長の味方。いずれ名乗り出ることもあると思います。
井ノ本室長のこれまでのご苦労に便乗している厚顔無恥の連中には早くご退室していただきましょう。
そもそも、既に陰では井ノ本室長の悪口を知事に囁いているかも知れませんよ。お心当たりはありませんのか?
この前の手紙とあわせて、追加の手紙も入れておきます。この前の手紙が知事の元に届いているのなら、以下の話を追加で知事にお伝え下さい。そうでないなら、今回まとめてお伝えください。よろしくお願いします。
ここまでの文章は室長お一人に伝えしたいことです。お心にお留め下さい。
追伸です。
知事は今、各市町長のところに訪問・懇談して、「これからはお互い、連絡を直接に、密にするようにしましょう」と言われています。とてもいいことだと思います。市町長のみなさんも喜んでおられることでしょう。
それなのに、片山副知事がその後、市町長に向かって、「知事の発言はリップサービスだから、鵜呑みにしないように。直接連絡するのは差し控えるように」と言い回っているそうですよ。ひどいですね、そんなことでいいのでしょうか。
知事が直接市町長と繋がるのが片山副知事にとって、よほど都合が悪いのでしょうか。
試しに何人かの市町長にお聞きになってはいかがですか?片山副知事の肩を持ってしらを切るかも知れませんが、それはそれで恐ろしいことです。
OBの皆さんの動きはもちろん、ご存じでしょうね。
もう手遅れかもですが、あの人達を怒らせて敵に回したのは残念です。誰の入れ知恵か知りませんが、丁寧にことを運ぶことは出来たはずです。長期在職のOB連中を切った人事は結論的には問題はないとの評判です。ただ、やり方が乱暴すぎて、不要な反感を買ってしまい、またそれを全て知事のご指示と吹聴しています。
それにしても、今回のOBの動きを片山副知事や小橋部長は指を咥えて見ているだけですか?それとも、有力者と裏では手を結んでいて、二股を掛けて、他の誰かにさっさと乗り換えるつもりなのかも知れないですね。ひどいですね。知事がお可哀想。
片山副知事が関係団体に向かって、「知事がお怒りやけど、僕が悪いようにはしない。」と言いふらしているみたいです。それを聞いた関係者はぴっくりされています。でも、知事に会わせてもらえないので、真相は闇のなか。知事の悪い評判が一人歩きして、それをよいことに片山副知事は陰で権力を振るっています。知事に会わせてもらえない不平不満は井ノ本室長が負わされていますよね、きっと。
働き方改革が休止状態になってしまっているのも、知事の責任にされています。
昨年度、県政改革推進室はあれだけ偉そうに威張り散らして、働き方改革を職員に押しつけておいて、今となっては元の木阿弥。「知事が「働き方改革はもういい」と言われのだから、仕方ない。もう改革は緩める」と全ては知事の責任と言わんばかりの説明です。
都合の悪いことは全て自分の言葉で説明せずに、「知事が・・・」と擦り付けられています。
片山副知事のゴマスリに騙されてはいけません。
井戸さんもさんざんゴマを擦られて、最後に裏切られました。こういう人種は本当に信じられませんし、信用もされていません。知事はご自身でそれを分かった上でお使いになっておられると思いますが、不義、不誠実、軽薄といった悪評の人を側近にしていること自体が問題だと思います。“同じ穴の猪。人を見る目がない“そういう風に知事ご自身が見られています。いずれにせよ、百害あって一利なしです。
それは小橋部長や原田局長にも言えること。2人の実力は既にお気づきのとおりです。小橋部長の心地よい喋り口に騙されてはいけません。よく聞けば、全く内容のない上辺だけの物言い。
大半の議員も既に部長の能力の低さ、調整力のなさに呆れています。大の仲良しの竹内議員は違うでしょうが。
危なっかしくて人事課長になれなかった人間が局長をしているなんてって、こちらも庁内ではバカにされています。陰山次長の配置も庁内では物笑いの種です。しかも担任事務もぐんと軽くなりましたから、しばらくは大丈夫なのでしょうね。
このままでは、関係団体の方々、OB、職員の心が離れていきます。そして、県民の心も同じです。
知事の対話路線、協調路線の邪魔をしようとしているとしか思われません。
知事はますます孤立無援、本当にお可哀想です。
とは言っても、人事や財政などの課長、局長経験者は皆さん調子ばかりいいだけで信用は置けません。今は大人しくしている人達も片山、小橋、原田とおんなじ人種です。
もっと、広く人材を求めて下さい。
きっと、素晴らしい職員に出会えるはずです。
セカンドオピニオンを大切にしてください。
井ノ本室長、知事を助けてあげてください。
おカになってあげてください。
是非是非、知事にお伝え下さい。そして、現状をお調べいだたき、傷口が広がらないうちに何とかして欲しいのです。知事とそして知事のことを理解し慕っている職員のために。
私達も頑張ります。いずれ、時が来れば、名乗り出ます。
それまでは陰で知事をお支えします。
兵庫県庁を変えるには今しかないのです。今がチャンスなのです。
私達の希望の灯を消さないで下さい。よろしくお願いいたします。

