概要
2024/3/25(月)の午前、告発文書の作成者を特定するため、兵庫県幹部・人事部は、3班に分かれて対象者3名に聞き取り調査を行いました。
その調査手順がネットに流出しているので、文字起こしのうえ、資料として掲載します。元画像も掲載します。(スマホだと画像の方が観やすいかもしれませんが、不鮮明です)
マスコミ報道ではおどろおどろしく報じられた手順書ですが、実際には人事課の担当が備忘録として作ったメモのようです。百条委員会での証言によると、片山元副知事と井ノ本元部長は、この手順書の存在自体知らなかったようです。
なお、この流出した資料は、県保有のファイルと同一性があることが、後に第三者委員会で確認されています。(詳細:情報漏洩の第三者委員会 調査報告書)
2024/3/25 庁内調査手順 文字起こし
(R6.3.25)
庁内調査手順
■班体制
対象者 | 聴取者 | 聴取場所 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
①班 | 渡瀬康英(60) 西播磨県民局長 | 片山副知事 上田人事課長 | 西播磨総合庁舎 県民局長室 | R6.3 勧奨退職 [自己開拓:摺河学園] |
②班 | 唐津肇(56) 教育次長 | 小橋総務部長 有本人事課副課長 | 本庁舎3号館 唐津次長室 | R6.4 危機管理部長 [昇任] |
③班 | 藤原祥隆(60) 淡路県民局長 | 井筒職員局長 木下甚次班長 | 洲本総合庁舎 県民局長室 | R6.3 勧奨退職 [斡旋:震災機構副理事長] |
■調査手順
- 午前10:30に、各班一斉に訪問し、調査開始。
- 秘書や周囲の職員に対しては、訪問の目的は「近くに来たので寄っただけ」と伝える。
[在席の場合]
- 「名誉棄損及び守秘義務違反の調査のため、パソコン及びスマートフォンには触らないように。」と告げ、事情聴取を開始する。(1~3班は調査開始をLINEで共有)
- 事情聴取に当たっては、「記録のため、ICレコーダーで録音させてもらう」と告げる。
- パソコンのパスワードを聞き出し、「Windows+L」でロック後、パスワードが正しいか確認したうえで、パソコンは押収する。
- ①班については、以下の伝達事項を伝える。
退職保留 | 処分の疑いがあるため、退職届の受理を保留する。 令和6年3月31日付けで退職発令は行わないため、退職金の支給もない。 |
異動内示 | 令和6年4月1日付けの人事異動については、後日、改めて内示する。 |
政策会議 | 本日行われる「政策会議」及び「懇親会」への出席は必要ない。 |
[不在の場合]
- 一時的な不在の場合は、待機する。
- 時間を要する場合や出勤予定がない場合は、パソコンの起動の有無を確認し、退席する。
- ※起動している場合は、デジタル改革課の畑システム管理官(XXX-XXX-XXXX)に連絡して、リモートでデスクトップ及びドライブ内のデータ保存を依頼。
- ※①・③については、別途、政策会議前に片山副知事室へ呼び出しを命ずる。
■備品
ICレコーダー(聴取用)、フラッシュメモリー(データ保存用)、モバイルバッテリー(PC押収用)
元画像
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群馬大学の早川由紀夫教授から画像を共有いただきました。ありがとうございます。