渡瀬元県民局長の陳述書の概要
2024/7/19の百条委員会への証人としての出頭要請を6/27に受けた渡瀬康英元西播磨県民局長が、7/7に自殺した。
渡瀬氏の遺族からのメールが7/12に百条委員会宛に送信された。そのメールに添付されていたとされている陳述書が、7/19の第3回百条委員会にて公開された。
当ページでは、その陳述書の文字起こしを全文公開する。
渡瀬元県民局長の陳述書の内容
陳述書全文(文字起こし)
第3回文書問題調査特別委員会陳述書 渡瀬 康英
宣誓「良心に従って、真実を述べ、何事も隠さず、偽りを述べないことを誓います。」
出頭による陳述に代えて、以下のとおり陳述書を提出します。
1 五百旗頭先生ご逝去
Q 告発文書の内容はいつ誰から聞いたか。
A 令和6年3月8日から9日にかけて瑞宝園で行われた私の送別会の会場で、当時ですが、21世紀震災記念協会の●●●●●●●●(●●●●●●●●●●●●●●●)から聞いた。
Q 聞いた内容は文書にあるとおりですか
A その後の確認で、日にちについては聞き間違いがあり、記載に誤りがあります。「齋藤知事、その命を受けた片山副知事が何の配慮もなく行った五百旗頭先生への仕打ちが日本学術界の至宝である先生の命を縮めたことは明白です。」の部分は憶測です。
Q 「とにかく齋藤氏は井戸嫌い」と書かれていますが、具体的な例はありますか。
A 令和3年 11 月3日にオープンした「兵庫津ミュージアム・初代県庁館」の開館記念式典の時、井戸前知事が出席するという話を直前に聞いた齋藤知事が「なぜ井戸さんを式典に呼ぶのか?」と担当部局を詰問したと聞きました。結果として井戸前知事は出席されましたが、前知事ではなく機構の特別顧問として扱われ、かなり後ろの端の席を用意されたとのことです。 この件は今後の前井戸知事の行事への参加の際の留意事項として、庁内で共有されました。
このほか、井戸前知事の叙勲祝賀会が令和6年2月 10 日にホテルオークラ神戸で行われたのですが、齋藤知事は公務のため途中退席されたそうです。その公務というのはどうしてもその日時でないとダメな行事ではなく、途中退席のための理由づけの行事だったと聞きました。
Q 「年長者嫌い、文化学術嫌いで有名」と書かれていますが、具体的な例はありますか。
A 「年長者嫌い、文化学術系嫌い」ですが、①五百旗頭理事長に対する仕打ちはその一つの表れだと思います。
① ともしびの賞は地域社会にあって長年にわたり努力を続け、地域の文化の向上に貢献してこられた方を表彰する賞で、表彰の内容からもご高齢の方が多い賞です。この表彰式の贈呈者が齋藤知事に交代してからは副知事に変更になっています。
③●●●●●●●●●という、美術、華道、書道、音楽など兵庫県内のさまざまな文化芸術の関係者が集まる会があり、井戸前知事の頃は知事以下幹部職員が出席する交流会が毎年開催されていましたが、齋藤知事になってからは知事はおろか副知事、担当部長も出席しなくなったと聞きます。
④ 一方、齋藤知事が力を入れている「躍動カフェ」については地域で活躍する県民と知事が忌憚のない意見交換をして、県の施策に生かしていくということが目的の事業ですが、参加者は井戸色のないミドルエイジを中心に集めよという方針になっています。
Q どこが違法行為なのか
A この項目については道義的問題があるので取り上げた。
2 知事選挙に際しての違法行為
Q これらの行為をどこで誰から聞きましたか
A 時期は忘れましたが、●●●、●●、●●が齋藤氏の選挙ブレーンをしていることは庁内で噂になっていました。
具体には、姫路地域で●●●●●●●●●●●●(当時)が地元の有力者へ齋藤氏を紹介して回っているという話を聞いた。いつ誰からかは忘れました。
7月 18 日の投開票日に齋藤氏の選挙事務所周辺で●●●●●を県職員OBが目撃している。同日に●●●の選挙事務所の様子を探るように行動していたことも目撃されています。
●●●●●●●●●が県立病院関係の公約を作成していたと聞きました。
いつ聞いたか忘れましたが、聞いた相手は迷惑がかかるので申し上げられません。
●●は、姫路地域で●●●●●●●●●●●●(当時)が地元の有力者へ齋藤氏を紹介して回っているという話を聞いた。いつ誰からかは忘れました。
●●●●は「知事公約のフィールドパビリオンは選挙公約作成時に自分が売り込んだ。その頃から齋藤知事のブレーンだ」と公言していると県民局長達との意見交換の場か企画部職員だったかどちらか聞いた。具体にいつ、誰かは明確ではないのでお答えできません。
※ニュースサイト HUNTER における職員2名による商工関係者X氏に対する投票依頼についての記事あり
なお、彼ら知己を得ている者達は齋藤知事就任直後から「自分達は別格、何をしても怒られない」と公言して憚らない。「将来の副知事を既に約束されている」と周囲に漏したりしており、「以前からの知人」というだけでは説明がつかない。
3 選挙投票依頼行脚
Q このことについては、いつ誰から聞きましたか。
A 令和5年度に入った頃から知事が次回の選挙を意識した活動を活発に行いはじめたということは県庁内やOB職員の中で話題になっていました。いつ誰から聞いたかということははっきり記憶にありません。
知事が地域に行く場合には通常、県民局県民センターの誰かがアテンドしたりするのですが、この商工会議所、商工会への訪問は●●●●●●のみが随行するということで、政務に関する件、具体的には次回の知事選挙関係であると思いました。
また、●●●●自身が周囲の職員に対して、例示で示した2か所への訪問について「知事と一緒に商工会議所、商工会へ選挙の依頼に行く」と言っていたと聞きました。私が聞いた相手方をはっきりとは覚えていなくてお答えできません。
随行の●●●●自身が周辺職員へ自慢気に喋っているもの。一方、各商工会議所、商工会は面従腹背。知事、片山、●●への反発がすごい。特に●●●●●●●はかなりの悪感情をもっているようだ。
4月16日の産業労働常任委員会の場で、商工会議所、商工会を訪問している事実は認めている。
4 贈答品の山
(例1)
Q ●●のトースターの件はいつ誰から聞いたか
A 令和5年の秋ごろ、聞いた相手は忘れました。
Q どのような内容だったか
A 告発文書に記載のとおりです。4月16日に●●●●が常任委員会で説明した内容と
は若干異なっています。
Q 「後日、無事にゲットしている」とあるが、この点も聞いたのか。
A 「後日、ちゃんと相手方に送らせた」と聞いた。
(例2)
Q ●●●●の件はいつ誰から聞いたか
A この件は、自分で調べた。
Q どのような内容か
A 令和5年7月に●●●●●●●●●●●●●と兵庫県は包括連携協定を締結した。そして、ヘルメット着用のキャンペーンを展開している。そのPR用の写真は●●●●のロードバイク(約50万円)に跨がる齋藤元彦兵庫県知事。そのバイクは撮影の後、知事へ贈呈された。なお、●●●●●●●●●のサイトには「知事のサイクリング用として、県に貸与」と明記されている。期限を付さない無償貸与は実質的に贈与とみなされるのではと思い、盛り込んだ。
(例3)
Q ゴルフのアイアンの件はいつ誰から聞いたか
A 令和5年 10 月 23 日、県庁2号館5階庁議室で行われた西播磨市町長会知事要望の会場において、会議終了後、知事と●●●●が立ち話。●●「アイアンの調子はどうですか」、「ちょっとシャンクが出てきて・・」、「じゃあ、別のものでも・・」という会話を渡瀬が直接聞いた。平成の初期、地方課で勤務していたが、その頃、自治省から出向されてきた●●●●等に●●●はアイアンをプレゼントしていた。その当時の記憶があり、今回も同様の贈呈があったと思った。
Q 特別交付税(市町振興課所管)の算定についての根拠は
A 「可能性がある」というだけで、根拠はない。
Q ●●●●●●●●●●●●が冷遇されているという根拠は
A ●●●●が知事から厳しく当たられている話は庁内でも有名だと思う。私が具体にいつ誰から聞いたか覚えていない。
県市町懇話会で●●●●が司会を担当されているが、●●が答弁者の指名の際に知事を指名したら「えっ、私?」とムッとしたり、冷たい態度がネット中継の画面越しに伝わってきた。
総務省からの課長クラスの出向者は市町振興課長と財政課長を経験させて国に帰るが、「●●●●は財政課長にはさせない」と知事が言っていると聞きました。いつ誰から聞いたかは忘れました。
Q ゴルフクラブ、特別交付税との関係の根拠は
A この件との関係はあくまで憶測です。
(例4)
スポーツウエアをはじめとする衣装持ち
Q スポーツウエアの件はいつ誰から聞いたのか
A 自分の体験を基に事実を確認して記載した。
Q 具体的にはどのようなことか
A 令和5年5月27、28日に相生ペーロン祭など西播磨県民局管内へのFP等の視察が行われることになった。これに先立つ5月11日の知事レクの際、県民局が持参したペーロンのユニフォームが気に入らなかった知事は衣装担当の秘書に向かって「これはダメだな。また●●●●●と相談してみて」という発言があった。
おやっと思い、調べてみると、
令和4年 12 月に●●●●●●●●●と兵庫県は包括連携協定を締結していた。そして、スポーツ振興や健康増進などの各種活動を通じた地域課題の解決ならびに地域経済の発展に公民連携で取り組んでいる。知事はスポーツ関連の各種行事や屋外でのイベントなどに際に●●●●●のスポーツウエアを着用している。
(5月8日の定例記者会見で知事自ら「連携協定の関係でスポーツウエアを着ることにしている」と発言した。)
(後段)
Q 「視察先やカウンターパートの企業を選定する際には、“何が貰えるか”が判断材料だとか」とはいつ誰から聞いたのか
A 実際に話として聞きましたが、時期、相手とも記憶にありません。
Q 「企業リストには備考欄があって、“役得”が列記されているとか。」とはいつ誰から聞いたのか
A 実際に話として聞きましたが、時期、相手とも記憶にありません。
Q 「とにかく貰い物は全て独り占め。特産品の農産物や食品関係も全て。あまりの強欲、周囲への気配りのなさに、秘書課員ですら呆れているという噂。」とは
A 日時は伏せますが、知事が西播磨に来た時に、道の駅で地元の農産物を少しお土産として渡した際に、●●●●●と●●●の分も渡すと、●●●●●が「ありがとうございます。いつも知事が一人で持って帰られるので、すみません」と言われた。
※令和4年8月 兵庫テロワール旅の録画
Q 「出張先での飲食は原則ゴチのタカリ体質、お土産必須。そのため、出張先では地元の首長や利害関係人を陪席させて支払いをつけ回す。出張大好きな理由はこれ。現場主義が聞いて呆れる。」の具体例はあるか
A 令和4年11月7日に西播磨総合庁舎で実施した「西播磨地域づくり懇話会」の席上で●●●の地ワインが話題になった時に「まだ飲んでいないので・・・またお願いします。」と催促の発言。その後、●●●からワインとぶどうジュースを1本づつ提供されている(定価:5,500 円)。
A 「出張先では地元の首長や利害関係人を陪席させて支払いをつけ回す」は根拠なく、言い過ぎかも知れません。
Q 包括協定に基づく物品の提供についてどう考えているのか。
A 特定の営利企業との包括協定は企業にとっては絶好のPRとなり、随意に協定の相手方を選定し、その見返りとして当該企業から知事個人が物品の提供を受けることは収賄にあたる可能性がある。
5 政治資金パーティ関係
Q 商工団体へのP券の件はいつ誰から聞いたか
A 政治資金パーティ券の販売については県職員OBの間で問題があると大きな話題になっていたようで、いつ誰からということは忘れましたが、OB職員の方から聞きました。
(パーティ:令和5年7月30日実施)
Q 具体的な内容を聞きましたか
A 商工会議所、商工会役員と県幹部職員との懇親会の席上、片山副知事が含みを持たせた挨拶をした。経営指導員の削減について圧力をかけるような話を団体へもって行っているといつ誰からということは忘れましたが、県OB職員の方から聞きました。
Q ●●●●●●●●●の件はいつ誰から聞きましたか
A 県職員OBの間で問題があると大きな話題になっていたようで、●●●●●が「本当ならこんなことはやりたくない」という趣旨のことを愚痴っていたといつ誰からということは忘れましたが、県OB職員の方から聞きました。
(●●●●●からも「片山副知事からの指示で動いているだけだ」と令和5年7月 21 日の懇親会の場で直接聞いた。)
6 優勝パレード
Q この件はいつ誰から聞いたのか
A 時期、相手方ともはっきりとは覚えていません。
Q 聞いた内容はどのようなものか
A 県OB職員が在職する企業・団体にかなりの協賛金拠出の依頼が県からあったようで、
窓口になった者が苦労した。その苦労話という形でOB職員を中心に噂が広がっており、
自分もその一連の流れの中で聞いた。
Q キックバックの話は本当だとすると誰でも知っている話ではないと思うがそれでも思いだせないか
A 思いだせない。
Q 信憑性が疑われる
A 職員アンケートほか百条委員会の場で究明して欲しい。
Q どのような話を聞いたか
A パレードについては職員の苦労話が多く、色んな話が庁内を飛び交っていました。その中の1つとして、兵庫県の割り当て分の収入見込みが厳しい状況にあり、知事、片山副知事が手分けして県内の頼みやすい企業へ協賛金を必死に依頼したと県OB職員から聞きました。
また、令和5年 12 月 11 日のトークイベントの席上で、●●●●●●●●が「知事から直接に依頼された」と言われていました。
その他、具体例はありませんが、県職員OBが再就職している企業、県と補助金や請負で関係がある企業等へかなり高圧的な協賛金拠出の依頼があったとの話を聞いています。
特に県OB職員間では不平不満が渦巻いているようで、その関係で仄聞しました。また、それについての投書もマスコミに届いていると聞きました。
7 ハラスメント
Q 知事のパワハラはどのような種類のものでしたか。
A 職員に対するハラスメントは、県政に関する重要事項とか施策遂行上の問題といった次元ではなく、「知らなかった」「気にいらない」「配慮が足らない」「生意気だ」「自分より目立った」といった知事個人にとっての不都合、不満が原因となった叱責、罵倒である。
この理不尽さに職員は耐えられないと思います。
また、その影響で、本来そこまでしなくてもよいこと、公費がかかっている以上すべきでないこと(例:イベント、行事における個室の用意、姿見の手配など)が必須だったのは自分の経験でも明らか。その他知事の動線には非常に気を使い、行事によっては何回も下見をすることも。昨年度の県民躍動課の躍動カフェ担当の仕事ぶりを是非参考にしてほしい。
Q はばタンペイの件は聞いたことがあるか
A はばタンペイの顔写真のエピソードは有名な話で、●●●●が怒られて●●●●が呼ばれ、顔写真を入れるよう指示があったと聞いた。現にこの件を受けて、県民局・センターが作成するパンフ類に写真を入れるかどうか、基準はあるのかといった話が連絡会議の席上もなされた。
Q 考古博物館「出張先の施設のエントランスが自動車進入禁止のため、20m程手前で公用車を降りて歩かされただけで、出迎えた職員・関係者を怒鳴り散らし、その後は一言も口を利かなかった」兼はいつ誰から聞いたか
A 令和5年3月4日の県民局長、県民センター長の懇親会の場で、●●●●●●●●●から聞いた。(それまでにも、事案発生直後から、知事対応の留意事項として県民局、センターで共有されていたと思います。)
それまでにも、知事対応の留意事項として県民局、センターで共有されていました。
Q その他の事例を教えてください。
A 令和4年 10 月下旬、西播磨県民局管内で収録されたサンテレビ番組の県広報用編集映像で知事が●の●●氏を揶揄している場面が放映され、●ファンからクレームが殺到したことがありました。その際、広報広聴課の関係職員は知事から何度も叱責されたとのことです。渡瀬も関係者として、その状況は課員から直接聞きました。テレビの収録はタイトな日程の上、知事のオーダーも多く、当日の失敗も許されないため、かなりの精神的負担を関係職員に与えていたようです。
A 令和5年6月 20 日前後、県立美術館がメンテナンス休館することを他から見聞きした知事が教育委員会職員を呼びつけ、「聞いてない」と強く叱責したと教委関係者から聞きました。ちなみに教育委員会所管である県立美術館の休館について教育委員会は知事に報告する義務はありません。
A 令和5年6月下旬、●●●がフランスの日本酒コンクールで最高賞を獲った新聞記事が出た際、「聞いてない」と大騒ぎになった。農林水産部の関係職員が強く叱責されたと部内職員から聞きました。
A 令和5年9月7日、フロンティアメッセ会場において、ウクライナ関係の展示を神戸市が行い、また要人が神戸市の賓客として招かれていることを知り、ウクライナ関係支援の先駆者を自任する知事が国際関係、防災関係職員(●●●●●●●●を除く)を罵倒した。
直後の本庁政策会議の開始前の雑談の中で片山副知事が披露した話です。
A 知事室における協議時には、気に入らないことがあると机を叩いて怒ったり、激昂することは日常茶飯事で、政策会議メンバーなど主要な職員(●●、●●●、●●●●は除く)にとってはいくらでも経験があるはずです。
例:令和4年9月頃、●●の新埠頭の新聞記事を見て、●●●●を叱責
令和5年10月頃、●●●●●の地域づくり懇話会の事前レクで養鶏場の悪臭問題が議題になった際に●●●●に「こんな話を今聞かされるのか」と激怒。●●●●が「そうですね」と答えると「そうですよ、じゃないだろ」と机を叩いて罵倒した。
A ワーケーション知事室やフィールドパビリオンなどの出張先でマスコミ取材が少ない時は県民局や広報広聴課職員が準備不足、調整不足だと罵倒されたと複数の県民局関係職員から聞きました。これはマスコミの皆さんも近くで聞き知っている事実です。
こうした出張には担当職員が何回も事前に下見、衣装や着替え場所など内容の打ち合わせを行い、最終的に入念な知事レクを実施、本番も大名行列並みの随行者を従えての出張となっている。その上、現場で気に入らないことがあれば、随行者を罵倒するとのことです。
A TEAMSのチャットによるやり取りについても各部長(●●、●●●、●●●●は除く)からも聞いています。昨年度までの本庁各部長に照会いただければ分かると思います。
県民局長の間では有名な話で、「部長は大変やなぁ」と度々話題になっていました。県政推進室のメンバーのグループチャットには、幹部職員のダメ出しの書き込みがあると言われています。
例:令和4年度の後半だったが●●●●●●●●は急ぎの案件ではないので土日に返信しなかったら、月曜日に知事が「彼はやる気がないのか」と周囲に言ったことが、注意事項として回ってきた。
ネグレクト系の事例を2つ挙げます。本人から直接聞き取った内容です。
A ●●●●●●●●●●●(●●●●●●●●●●)で地域整備事業今後の在り方や三ノ宮再開発関係などの最重要懸案事項を抱えていながら、知事就任の令和3(2021)年8月から5(2023)年3月までの間、個別の知事協議は何の理由もなく全く実施されていない。
●●●●●が知事にレクした機会は、令和3年度が就任直後の事業概要説明と、秋の県政改革方針のレク。令和4年度は播磨科学公園都市の戦略会議と秋の5年度主要事業レクだけ。その主要事業レクの時についでに三ノ宮再開発ビルの保有床処理方針の話題を出すと、「過去の経緯もわからないのに判断できるはずないでしょう」と激昂され、話を打ち切られた。
また、令和4年9月県議会において●●●●●●の播磨科学公園都市のあり方に係る一般質問に対して、●●●●●が「テクノの都市計画を見直して人口フレームを縮小し、第2工区(枇杷の谷)の開発に着手します」と答弁した。事前に答弁調整で目通ししているにも関わらず、後から知事から「聞いてない、言い過ぎだ」ときつく叱責されたとのこと。
A 令和4年度の産業労働部新産業課(●●●●●●●)はドローン事業が度々NHK のニュースで取り上げられ、また、国際フロンティア産業メッセと同時開催した第 1 回ドローンサミットも各紙に取り上げられるなど、ドローン先進県・兵庫を全国へ発信していた。自分を蔑ろにした活躍が気に入らない知事は周囲に「ドローン事業がすごいストレスだ」と公言していた。また、新産業課との協議も全くないまま、令和 4 年 12 月 19 日に開催したドローンシンポジウムの場において突然知事からドローン事業の見直しを示唆する発言があり、現に令和 5 年度限りで明確な理由なく事業廃止となった。
また、「ひょうご神戸スタートアップファンド」事業についても好評な事業であるにも関わらずことあるごとに、「こんな事業が必要なのか」と難癖をつけられ続けた。
新産業課のその他の事業推進にあたっても、空飛ぶクルマ、ドローン、水素、スタートアップなどを議論する「次世代ブレスト」という知事・副知事・関係部長の協議の場が隔週で設定されていたが、それも理由なく、なし崩し的に開催されなくなった。知事の意向を確認できないまま、●●●●の判断により何とか次年度事業の立案・調整を進めることができたが、その結果、空飛ぶクルマの新規事業については、ほぼ調整が終わった 1 月中旬になって、知事から「聞いてない」「勝手にやるな」と叱責を受けることになった。
その他、ハラスメントについては枚挙にいとまがありません。
●●● ●●●●ワインの件
令和4年11月7日(月)西播磨地域づくり懇話会
【●●●●●●●】
もう1点、佐用・上郡・赤穂は、特産品がたくさんあります。●●●●がおっしゃったように、●●でワインの生産が始まっており、新規就農者で若者が2人来ていますが、そこからの一押しをしていただきたい。●●●からも、農林と普及センターに相談しているが、その後押しをぜひよろしくお願いします。
(略)
【齋藤知事】
また、●●●●からの病院の対応もしっかりしていくということと、ワインをちょっとまだ私は飲んでいないので是非また、この間はイチゴ、ジャム、塩はあれですけど、また折を見てよろしくお願いします。
●●●●●●●●●●●●●●●に確認
令和4年11月14日の西播磨市町長会知事要望会開催時に●●●●、●●●●●●●が本庁に出張した際、秘書課へ届けた。
令和4年11月28日、●●●●●●●が●●●●から赤ワイン1本、ぶどうジュース1本(計5,500円)を支払い。
陳述書現物(PDFファイル)
以下の7/19百条委員会資料の7ページ目以降に陳述書の現物が掲載されています。