兵庫県庁告発文書問題とは、2024年3月、兵庫県庁幹部の渡瀬康英氏(当時の西播磨県民局長)が、当時の兵庫県知事である斎藤元彦氏や、県幹部・民間企業などを告発する匿名文書を、兵庫県警・国会議員・県会議員・報道各社などに匿名で送付・配布したことを端に発する、兵庫県における内部告発文書の取り扱いと処分を巡る問題です。
当ブログでは、兵庫県庁告発文書問題について、マスメディアには報道されない事実も含めて記録を残し、法的な論点やマスメディア報道の課題などを詳しく解説します。
時系列整理
2024年3月
2024/3/6(水)
神戸大名誉教授で、公益財団法人「ひょうご震災記念21世紀研究機構」の五百旗頭真氏が、急性大動脈解離で執務中に倒れ、死去。80歳だった。(情報ソース:3/7読売新聞オンライン)
2024/3/12(火)
渡瀬県民局長が、告発文書を兵庫県警・県会議員4名・国会議員1名・マスコミ4社の計10か所に送付。(情報ソース:百条委員会報告書)(関連ページ:告発文書の具体的な送付先(通報先)10箇所)
※消印は3/13加古川郵便局、到着は3/15(情報ソース:2025/4/27読売テレビドキュメント番組)
2024/3/20(祝)
一般民間人(知事の知人)より斎藤知事に、「こういったものが出回り始めている」と、文書の存在を知らされる。文書はデータとして提供された。(情報ソース:9/6百条委員会斎藤知事証言・12/25百条委員会・第三者委員会報告書)
2024/3/21(木)
当該文書に関する協議のため、齋藤知事が片山氏、小橋氏、井ノ本氏、原田氏を招集し、片山氏らに文書の作成者や目的を含め、調査するように指示。内容から「渡瀬県民局長が作成したのでは」と推測し、渡瀬県民局長や白川産業労働部次長のメール調査を行うことになった。調査は片山副知事が主導する役割を担った。(情報ソース:百条委員会報告書・9/5百条委員会原田部長証言・9/6百条委員会片山副知事証言)
2024/3/22(金)
メール調査を指示。6人分のメール調査を行うことになった。内訳は、渡瀬県民局長・産業労働部4名・県民生活部管理職1名。(情報ソース:9/6百条委員会竹内委員発言)
2024/3/22(金)~3/23(土)
人事当局から渡瀬県民局長の公用メール1年分を調べるように指示を受けた担当課長が、データを人事当局に提出。(情報ソース:百条委員会報告書)
2024/3/23(土)
齋藤知事は、片山副知事から元県民局長の事情聴取を行うという提案を受け、了承。調査については片山氏に一任。(情報ソース:百条委員会報告書)
2024/3/25(月)
片山副知事及び人事当局が渡瀬県民局長及び職員2名の聞き取り調査を実施。(情報ソース:百条委員会報告書)
午前中に片山副知事が西播磨県民局を訪れ、文書の作成者が渡瀬県民局長であることを確認。同時に、県民局長の公用PCを回収。公用PCに刺さっていた私物USBは回収せず。県民局長は、文書の作成は認めたが、「外部には一切出していない」と述べた(後に虚偽と判明)。(情報ソース:百条委員会報告書・PC回収時音声)
帰りの車内で人事課長が公用PCの内容を確認し、懲戒事由になるようなファイルをほぼ確認。(情報ソース:9/6百条委員会越田委員発言)
PC回収直後の午前11時30分ごろ、渡瀬県民局長が井筒職員局長へ電話で「自分単独で作成し、噂話をまとめたもので、周囲の者を巻き込まないように」と伝える。(情報ソース:百条委員会報告書・4/1反論書面)
この日、白川智子産業労働部部次長は、忌引きで欠勤していた。(情報ソース:9/6百条委員会原田部長証言)
2024/3/26(火)
渡瀬県民局長と人事当局との電話で、情報の入手経路についての漠然としたやり取り。(情報ソース:4/1反論書面)
渡瀬県民局長の退職保留が決定。(情報ソース:百条委員会報告書)
片山副知事が黒川治県議に「あなたはこの文書をもらってますよねと。本人が言いましたから」と確認電話。(情報ソース:9/6百条委員会黒川委員発言)
2024/3/27(水)
9:30より、渡瀬県民局長に人事異動の辞令交付。西播磨県民局長の職が解任され、3月末に予定されていた退職が保留される。
その際渡瀬県民局長が、片山副知事と小橋総務部長に対し「内部告発文にある内容をきちんと精査してから対応してくれ」と要請。(情報ソース:3/28神戸新聞NEXT・4/1反論書面)
2023/12に自己都合退職の意向を示し、3月末で退職を予定していた白川智子産業労働部次長の退職が保留される。(情報ソース:3/28神戸新聞NEXT・4/12神戸新聞NEXT)
小橋総務部長が齋藤知事に対し、「教育委員会ではこのような問題の時には第三者に調査させることが多い」と進言。(情報ソース:百条委員会報告書)
13時からの斎藤知事の定例記者会見(および事前の記者レク)で、県民局長の退職取消について公表。斎藤知事が「業務時間中なのに、嘘八百含めて文書作って流すという行為は、公務員としては失格」と発言(動画:3/27記者会見)
夕方、小橋総務部長、井ノ本県民生活部長と随行職員が兵庫県警に出向いて名誉棄損罪での告訴について相談。「公人だからハードルが高い」と受理されず。(情報ソース:9/6百条委員会竹内委員と斎藤知事の質疑・9/28産経新聞)
原田産業労働部長がコーヒーメーカーを返却し、返却を失念していたことを提供先企業に謝罪。(情報ソース:9/5百条委員会原田部長証言)
2024/3/31(日)
告発文書の全文が、SNS(X)の@oosakahaoosaka氏のアカウントから漏洩し、拡散される。以下リンク先ページに詳細情報あり。
2024年4月
2024/4/1(月)
渡瀬元県民局長が、3月27日の斎藤知事の記者会見への反論文を報道機関あてに送付。詳細は以下リンク先。
人事当局が県の特別弁護士(藤原弁護士)に、第三者機関調査やSNSでの当該文書の拡散、公益通報としての取扱いの要否などを相談。藤原弁護士からは、公益通報の手続がされた段階でいったん判断する必要がある、第三者機関調査については、費用や時間を要することから内部調査で十分との見解を得る。(情報ソース:9/5百条委員会・百条委員会報告書)
2024/4/4(木)
渡瀬元県民局長が、兵庫県の公益通報窓口に告発文書を提出。(情報ソース:百条委員会報告書)
渡瀬元県民局長が、兵庫県庁記者クラブのホワイトボードに1枚のペーパーを貼る。「3月12日文書から冒頭の五百旗頭先生の部分を除いた残り6項目を公益通報した」といった記載があった。(情報ソース:12/11記者会見朝日新聞記者発言・11/4神戸経済ニュース)
和泉秀樹氏が人事課調査にて「白川氏の件は危ないよ」と発言。また、この聴取で「告発文書を3/19に見た」と証言するも、後に「3/25に見た」と証言を変更。(情報ソース:10/24百条委員会)(関連ページ:告発文書は一般人に流布されていたのか)
2024/4/12(金)
退職が保留されていた白川智子元産業労働部次長の自己都合退職を認める人事を発令。(情報ソース:4/12神戸新聞NEXT)
2024/4/16(火)
兵庫県議会総務常任委員会で、井筒信太郎職員局長が、「当初本人は公益通報の目的ではなく、後から公益通報という手続を取ったことを確認している」と発言(情報ソース:令和6年総務常任委員会(4月16日)議事録)
2024/4/17(水)
人事当局との渡瀬元県民局長の処分スケジュールについて、井ノ本総務部長と人事当局が下記のとおりやりとり。
・4月 24 日に処分する案の作成を井ノ本氏が指示
・4月 24 日に処分する案を井ノ本氏に提出し、齋藤知事が了解
・人事当局が 4 月 24 日処分案は現実的に無理と判断し、5月 17 日処分案を井ノ本氏に相談。井ノ本氏からは5月 10 日を案1、5月 17 日を案2とする指示があり、齋藤知事は5月 10 日で了解した。(情報ソース:百条委員会報告書)
人事課が藤原弁護士に「4/4に公益通報があったが、懲戒処分に問題が無いか」と相談し、藤原弁護士は、公益通報より前の行為に対する処分であるため「法的に今問題ない」と回答。(情報ソース:9/5百条委員会)
2024/4/20(土)
文書の「⑥優勝パレードの陰で」にて「不正行為に関わった」と指摘され、うつ病を暴露された、休職中の橋本課長(パレードを担当した課長)が自殺。(情報ソース:9/6百条委員会増山委員発言)
※後に、不正行為など存在しなかったことが判明(情報ソース:百条委員会報告書)
この訃報は遺族の意向により伏せられ、県庁内に通知されたのは7/23だった。この自殺に関する考察は、以下のページ参照。
後に百条委員会(2024/9/6)に参考人招致される山口利昭弁護士が、消費者庁・公益通報者保護制度検討会委員に就任。(情報ソース:山口利昭法律事務所ブログ)
2024/4/24(水)
人事当局によると、井ノ本氏から5月7日処分案の指示があり、弁護士と相談して処分日を5月7日に決定。井ノ本氏は、人事当局との処分日のやり取りは自分の判断ではなく、知事と話をした上で日程を決めたと証言。なお、齋藤知事は5月7日処分の決定事項を報告されたと証言。(情報ソース:百条委員会報告書)
2024/4/26(金)
兵庫県人事課が神戸新聞に文書の受取などについて聴取したことについて、新聞労連が「情報源の秘匿に踏み込む不当な聴取を止めよ」との抗議声明を発表。つまり兵庫県は、告発文書が本当に報道機関に送付されたのかを確認することが不可能だった。(情報ソース:4/26朝日新聞)
2024年5月
2024/5/2(木)
元県民局長に対する綱紀委員会が開催。(情報ソース:百条委員会報告書)
2024/5/7(火)
渡瀬元県民局長に停職3か月の懲戒処分が行われ、公表される。なお、懲戒処分理由は4つ存在。詳細は以下のリンク先参照。
2024年6月
2024/6/7(金)
夕刻、片山副知事が議運の委員長の部屋を訪問し、「自分の首をかけてもいいから百条委員会設置をやめてくれ」と依頼。(情報ソース:9/6百条委員会黒川委員発言)
2024/6/10(月)
県議会本会議で伊藤傑議員(自民)の一般質問で、片山副知事が自分の辞職と引き換えに百条委員会の設置を見送るよう、自民党県議団に求めていたことが明らかに。(情報ソース:6/12神戸経済ニュース)(議事録)
兵庫県議会最大会派の自民党議員団が、百条委員会設置提案について、全員が賛成するよう党議拘束をかける。(情報ソース:6/12関テレニュース)
2024/6/11(火)
午後の兵庫県議会で、13日の本会議で議論するテーマについて議論され、自民党などが百条委員会の設置を提案したいと申し出。(情報ソース:6/12関テレニュース)
2024/6/13(木)
兵庫県議会の本会議で、自民党とひょうご県民連合が地方自治法に基づく強い調査権を持つ百条委員会の設置を求める動議を共同で提出。日本維新の会は「政争の具にしてはいけない」と反対したが、賛成多数で可決され、百条委員会の設置が決定。(情報ソース:6/13NHK)(議事録)
2024/6/14(金)
第1回百条委員会。委員長が奥谷謙一委員に、副委員長が岸口みのる委員に決定。運営要領やアンケート実施について協議。詳細は以下リンク先を参照。
2024/6/27(木)
第2回百条委員会。証人出頭要求や資料要求等を協議。次回の百条委員会に、渡瀬康英元西播磨県民局長を証人として出頭要求することが決定。詳細は下記リンク先参照。
2024年7月
2024/7/2(火)
渡瀬康英元県民局長の代理人から、渡瀬氏へのプライバシー配慮を申し入れる書面を、百条委員会の奥谷委員長宛に送付。詳細は以下のページを参照。
2024/7/5(金)
第1回第三者機関調査準備会が開催される。調査の対象範囲や第三者機関の選定方針などについて協議。(情報ソース:兵庫県HP)
2024/7/7(日)
渡瀬元県民局長が、資料「告発文書」と「反論書面」を百条委員会に提出。(情報ソース:百条委員会報告書)
渡瀬康英元県民局長が姫路市内で死亡しているのが見つかる。自殺とみられる。渡瀬元県民局長は、7/19の百条委員会に証人として出席予定だったが、プライバシー情報が公開されることを気にしていたとされる。(情報ソース:カンテレNEWS)
2024/7/8(月)
7/2に提出されたプライバシー申入書を受け、百条委員会の臨時の理事会が開催される。「プライバシーは守られるべき。法的アドバイザーの意見を聞くべきだ」といった意見が上がった一方、「都合のよい身勝手な論理だ」との意見もあがった。(情報ソース:百条委員会報告書・カンテレNEWS)
2024/7/10(水)
兵庫県職員労働組合が、斎藤知事の辞職を申し入れる方針を固める。(情報ソース:カンテレNEWS)
2024/7/12(金)
片山安孝副知事が、「幹部として県政の混乱と停滞を招いた責任を取りたい」などとして、7月末に辞職する意向を表明。(情報ソース:NHK関西ニュース)
14:02に、渡瀬元県民局長の遺族(妻)が百条委員会向けに、陳述書と音声データをメールで送信。このメールについての詳細は下記ページ参照。
2024/7/16(火)
百条委員会の理事会が開催され、百条委員会では元県民局長のプライバシー情報を取り扱わない方針が決定。(情報ソース:百条委員会報告書)
2024/7/19(金)
第3回百条委員会が開催される。渡瀬県民局長の遺族メールや陳述書、「ワインおねだり」とされる音声が公開された。資料要求や職員アンケート調査の実施の可否等を協議。詳細は以下リンク先。
兵庫県上郡町長が記者会見し、斎藤知事が特産ワインを要求したとされる音声データについて「おねだりされたわけではない」と否定。(情報ソース:7/19時事通信)
ワインおねだり音声についての考察は、以下リンク先を参照。
2024/7/20(土)
4/4の内部公益通報の調査結果として、日本経済新聞が「県の公益通報の担当部署が調査結果として、ハラスメント研修の充実や贈答品受領基準の明確化などの是正措置を講じるよう県側に求める方向であることが20日、わかった。」と報じた。しかしこの調査結果は、12/11まで正式発表されなかった。(該当記事:7/20日本経済新聞)
2024/7/21(日)
赤穂新聞に、渡瀬元県民局長が「阪神・オリックス優勝パレード担当課長の自殺が自分のせいだと思い悩んでいた」と言及された記事が掲載される。(情報ソース:7/20赤穂新聞ポスト)
2024/7/23(火)
4/20に自殺した阪神・オリックス優勝パレード担当の橋本課長の訃報が県職員に通知される。通知が遅くなったのは、遺族の意向だった。この自殺の原因と、当時のマスコミ報道に関する考察は、以下のリンク先参照。
2024年8月
2024/8/2(金)
第4回百条委員会が開催される。証人としての証言により不利益を被ることへの懸念や心理的ストレスを訴える職員の声に配慮し、プライバシー以外の理由でも委員会を秘密会にできるものと決定。証人尋問の取り扱いの検討、証人出頭要求、資料要求等について協議。詳細は以下リンク先参照。
2024/8/20(火)
兵庫県議会の警察常任委員会にて、兵庫県警が、3月の告発文書について「記載内容や匿名の文書であることなど、文書の性質を総合的に判断した結果、公益通報としての受理には至っていない」と明らかに。(情報ソース:YouTube「兵庫県議会 警察常任委員会(令和6年8月20日)」)
2024/8/22(木)
第2回第三者機関調査準備会が開催される。第三者委員会の委員・調査員の人選、契約内容などについて決定。(情報ソース:兵庫県HP)
2024/8/23(金)
第5回百条委員会が開催される。「兵庫県職員アンケート」中間報告が公表される。パワハラ等に関する非公開の証人6名に対して証人尋問。叱責やため息の証言があったが、明確に「パワハラを受けた」という証人はいなかった。記者会見で、竹内英明委員が「最高幹部に文具を投げたという証言があった」と発言。詳細は以下リンク先参照。
2024/8/30(金)
第6回百条委員会が開催される。非公開の証人2名、野北浩三氏、杉浦正彦氏、齋藤元彦知事に対して証人尋問。主に、2023年の考古博物館での叱責と、2021年の尼崎の新埠頭事業の報道を受けた叱責の件について聴取が行われた。詳細は以下リンク先。
2024年9月
2024/9/5(木)
第7回百条委員会が開催される。上智大学教授奥山俊宏氏の参考人招致、および藤原正廣弁護士、原田剛治産業労働部長、非公開の証人2名への証人尋問が行われた。詳細は以下リンク先。
2024/9/6(金)
第8回百条委員会が開催される。山口利昭法律事務所山口利昭氏の参考人招致、および原田剛治氏、片山安孝元副知事、齋藤元彦知事への証人尋問が行われた。詳細は下記リンク先参照。
2024/9/19(木)
兵庫県議会にて斎藤元彦知事の不信任案が提出され、県会議員86名の全会一致で可決。(情報ソース:9/19NHK)(議事録)
2024/9/26(木)
斎藤元彦知事が、自動失職後に出直し選に出馬する意向を表明。(情報ソース:9/26朝日新聞)
2024/9/30(月)
9/19に不信任を決議された斎藤知事が自動失職。後任の知事の就任までの間、服部洋平副知事が知事の職務を代行する。(情報ソース:9/30日本経済新聞)
兵庫県の選挙管理委員会による協議の結果、斎藤知事失職に伴う知事選挙は10月31日に告示、11月17日に投開票の日程で行われることに決定。(情報ソース:9/30NHK)
2024年10月
2024/10/3(木)
斎藤元彦前知事が、YouTubeチャンネル「ReHacQ」の生配信に参加。(動画:前兵庫県知事が緊急生出演…「パワハラ」「告発文書」「PC文書」の真相は?)
2024/10/4(金)
奥谷謙一百条委員会委員長が、YouTubeチャンネル「ReHacQ」の配信に参加。(動画:兵庫県告発文書!百条委員会の委員長の本音)
2024/10/8(火)
前尼崎市長の稲村和美氏(51)が、兵庫県知事選挙に立候補すると表明。県庁で記者会見し「対話と信頼なくして改革なし。県民をはじめ議会や職員との対話を重視して風通しのいい県政を目指す」と述べた。(情報ソース:10/8日本経済新聞)
2024/10/9(水)
市民オンブズ西宮・市民オンブズ尼崎・神戸市の個人の三者が連名で、「兵庫県の斎藤元彦前知事と片山安孝前副知事が、プロ野球の優勝パレードへの協賛金集めのため、金融機関への補助金を増額して県に損害を与えた」として背任の疑いで兵庫県警に告発状を提出。(情報ソース:10/9時事ドットコム)
なお、市民オンブズ尼崎の世話人は、百条委員の丸尾まき県議である。(情報ソース:兵庫県議会公式サイト)
告発状の全文は以下リンク先を参照。
2024/10/10(木)
日本維新の会の清水貴之参院議員(50)が、知事選に立候補すると表明。(情報ソース:10/10日本経済新聞)
2024/10/11(金)
第9回百条委員会が開催される。今後の委員会の進め方などについて協議。百条委員会の「兵庫県職員アンケート」結果が発表される。(情報ソース:百条委員会報告書)
2024/10/22(火)
元衆議院議員の宮崎謙介氏がYouTubeを更新。兵庫県知事選の立候補を(表明していなかったが)断念したと発表。後に、断念の理由を「闇が深すぎる。万が一にも当選した後、1人じゃ戦えない。それくらい大変な問題がありすぎて、闇深い」と述べた。(情報ソース:10/23日刊スポーツ・11/23スポニチ)
2024/10/24(木)
第10回百条委員会が開催される。古川直行氏、非公開の証人2名、和泉秀樹氏、原田剛治氏への証人尋問。(情報ソース:百条委員会報告書)
NHKから国民を守る党の立花孝志党首が兵庫県知事選挙への出馬を表明。「知事が辞めなければいけないほどの違法行為は見つかっていない。なのに県議会が全会一致で知事を辞めさせた」と主張。「自分の当選は考えていない。合法的に斎藤氏をサポートをしたい」と述べた。(情報ソース:10/24朝日新聞)
2024/10/25(金)
第11回百条委員会が開催される。非公開の証人2名、井ノ本知明氏、片山安孝元副知事、小橋浩一氏への証人尋問。(情報ソース:百条委員会報告書)
百条委員会終了後の片山元副知事囲み取材で、渡瀬元県民局長の公用PC内の「複数の女性との不倫日記」に言及する瞬間、マスコミ記者が片山副知事の言論封殺を図る。(動画:説教か?言論封殺か?片山前副知事の「不倫」発言に、朝日、NHK等の県政記者クラブが激詰め!音源の主要部分を大公開!)
2024/10/31(木)
兵庫県知事選挙が告示され、過去最多の7人が立候補。立候補者は、前参議院議員の清水貴之氏(50)・前兵庫県尼崎市長の稲村和美氏(52)・前知事の斎藤元彦氏(47)・共産党が推薦する医師の大澤芳清氏(61)・レコード会社社長の福本繁幸氏(58)・政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)・ニュース分析会社社長の木島洋嗣氏(49)(情報ソース:10/31NHK)
増山誠県議が、10/25百条委員会の音声(公用パソコンに関する内容)を立花孝志氏にLINEで送信。(情報ソース:2025/2/20NHK)
立花孝志氏が、選挙演説の最中に、10/25百条委員会の音声(公用パソコンに関する内容)を再生する。(動画:元県民局長の自◯は知事のパワハラではなく、自身の不倫がばれただけ3-1)(文字起こし)
2024年11月
2024/11/1(金)
神戸市内のホテルで岸口みのる県議と立花孝志氏が面会。この面会で、1枚の文書が立花氏に手渡されたとされる。(情報ソース:2/16産経新聞)
YouTubeチャンネル「ReHacQ」にて、兵庫県知事選挙候補者7名の討論会が生配信される。(動画:【ReHacQ討論会】兵庫県知事選挙)
2024/11/14(木)
YouTubeチャンネル「SAKISIRU」にて、10/25百条委員会終了後の片山元副知事囲み取材の音声がスクープされる。渡瀬元県民局長の公用PC内の「複数の女性との不倫日記」に言及する瞬間、マスコミ記者が片山副知事の言論封殺を図った様子が明らかに。(動画頭出し:説教か?言論封殺か?片山前副知事の「不倫」発言に、朝日、NHK等の県政記者クラブが激詰め!音源の主要部分を大公開!)(文字起こし)
2024/11/17(日)
兵庫県知事選挙が行われ、失職の斎藤前知事が111万3911票を得票し、2回目の当選。(情報ソース:11/18NHK)
2024/11/18(月)
百条委員だった竹内英明県議が議員辞職。(情報ソース:百条委員会報告書)
第12回百条委員会が開催される。証人出頭要求などについて協議。(情報ソース:百条委員会報告書)
2024/11/20(水)
株式会社merchu代表取締役の折田楓氏がnoteを更新。兵庫県知事選挙で「今回広報全般を任せていただいていた」などと主張し、「公職選挙法違反ではないか」と大炎上する。(該当記事:兵庫県知事選挙における戦略的広報:「#さいとう元知事がんばれ」を「#さいとう元彦知事がんばれ」に)
2024/11/25(月)
第13回百条委員会が開催される。非公開の証人2名と、稲木宏光氏の証人尋問。(情報ソース:百条委員会報告書)
2024/11/27(水)
16時半、公職選挙法違反の疑惑について、斎藤知事の代理人の奥見司弁護士が記者会見を行う。(動画:斎藤知事代理人が会見、本人同席せず 「運動員買収に当たらない」)
2024/11/29(金)
立花孝志氏が、自身のYouTubeチャンネルで、渡瀬元県民局長の公用PCの内容を一部公開。(動画:県民局長の公用パソコンの中身を一部公表します!智子写真館の中身は公開しません。)
2024/11/30(土)
元衆議院議員の丸山穂高氏が、立花孝志氏経由で入手した渡瀬元県民局長の公用PC内のデータの内容について、自身のYouTubeチャンネルで解説。(動画:11/30立花孝志氏が入手した、元県民局長の公用PC中身について解説)
2024年12月
2024/12/2(月)
郷原信郎弁護士と神戸学院大の上脇博之教授が、公選法違反(買収)容疑で斎藤知事と折田楓氏に対する告発状を、神戸地検と県警に送る。(情報ソース:12/2時事ドットコム)
2024/12/11(水)
第14回百条委員会が開催される。今後のスケジュールなどについて協議。(情報ソース:百条委員会報告書)
4/4の内部公益通報の調査結果が正式に公表される。 「パワハラがあったとの確証までは得られなかった」などとする調査結果と共に、来週から外部の通報窓口を設けるなどの是正措置を公表。(情報ソース:12/11NHK)
2024/12/25(水)
第15回百条委員会が開催される。のぞみ総合法律事務所結城大輔氏の参考人招致、および片山安孝元副知事、齋藤元彦知事の証人尋問。詳細は、以下リンク先を参照。
2025年1月
2025/1/18(土)
竹内英明元県議が死去。姫路市内の自宅2階の書斎で意識のない状態で見つかり、病院に搬送されたが死亡が確認された。(情報ソース:1/19時事ドットコム)
2025/1/21(火)
丸尾まき県議の公職選挙法違反の疑惑で、刑事告発が受理される。(情報ソース:丸尾まき県議会 公職選挙法で告発状受理されました!兵庫県警本部 事件番号100003)
2025/1/27(月)
第16回百条委員会が開催される。委員会調査報告書(素案)の提示等を協議。(情報ソース:百条委員会報告書)
2025年2月
2025/2/7(金)
兵庫県西宮市の株式会社merchuに兵庫県警が家宅捜索。(情報ソース:2/13現代ビジネス)
2025/2/19(水)
百条委員会の増山誠委員がYouTubeチャンネル「リハック」の生配信に出演。「10/25百条委員会の音声を立花孝志氏にリークしたのは自分」と告白。(動画:【緊急生配信】兵庫県・百条委員会にて秘密会音声データ流出のすべて「私がやった…なぜなら」)
2025/2/20(木)
百条委員会の岸口副委員長と増山委員が、百条委員を辞任。(情報ソース:2/20NHK)
2025/2/21(金)
第17回百条委員会が開催される。副委員長の互選等について協議。(情報ソース:百条委員会報告書)
2025/2/23(日)
岸口県議・増山県議・白井県議が、選挙期間中の立花氏への情報提供に関し、5時間以上に及ぶ記者会見を行う。(動画:兵庫・百条委の非公開情報を立花孝志氏に提供 維新の県議らが会見)
2025/2/26(水)
兵庫維新の会が、岸口みのる議員に除名、増山誠議員に離党勧告の処分を発表。(情報ソース:2/26NHK)
2025年3月
2025/3/4(火)
第18回百条委員会が開催され、調査報告書が決定される。県議会でも承認され、一般公開される。報告書は以下のリンク先に全文を掲載。(情報ソース:百条委員会報告書)
2025/3/10(月)
兵庫県議会議員の岸口実氏・増山誠氏・白井孝明氏の3人が新会派「躍動の会」を結成。(情報ソース:3/10NHK)
2025/3/19(水)
文書問題に関する第三者調査委員会の調査報告書が公開される。(参考:「文書問題に関する第三者調査委員会」調査報告書)(動画:兵庫県の第三者調査委員会が会見 告発文書問題で報告書公表)
2025/3/31(月)
奥谷謙一県議・丸尾まき県議に、誹謗中傷メールが1分おきに送られ始める。(情報ソース:4/16ラジトピ)
2025年5月
2025/5/1
斎藤知事を支持する神戸市会の川口賢議員(神戸市灘区選出)と大井敏弘議員(同市須磨区選出)が、地域政党「躍動の会」に入党。(情報ソース:5/1神戸新聞NEXT)