兵庫県庁告発文書問題とは、2024年3月、兵庫県庁幹部の渡瀬康英氏(当時の西播磨県民局長)が、当時の兵庫県知事である斎藤元彦氏や、県幹部・民間企業などを告発する匿名文書を、兵庫県警・国会議員・県会議員・報道各社などに匿名で送付・配布したことを端に発する、兵庫県における内部告発文書の取り扱いと処分を巡る問題です。
兵庫県庁告発文書問題について、世間では「内部告発者を処分した斎藤知事は横暴だ」との意見と、「虚偽・誤情報が多数含まれた誹謗中傷性の高い文書で政治を混乱させた。処分して当然だ」との意見に大きく二分されています。多くのマスコミ報道は前者の論調で、後者の意見や事実がほとんど紹介されず、「偏向報道」との批判もあります。
この一連の騒動に関連する膨大な情報を整理すると、これが「善vs悪の戦い」ではなく「役人による出世競争や派閥間の権力闘争に、斎藤知事の改革路線に反発する県議たちが乗っかり、政争の具にした」との図式が見えてきます。
また告発者の渡瀬県民局長が、自分の人事に強い不満を持ち、2024年3月の告発文書作成までにたびたび匿名怪文書を使って他人の足を引っ張ったり、知事の側近グループを疑心暗鬼に陥らせ仲違いさせるような工作をしてきた人物だったことが分かります。
当ブログでは、この兵庫県庁告発文書問題について、膨大な情報を「時系列」「人物別」に整理し、マスメディアには報道されない事実も含めて記録を残します。法的な論点やマスメディア報道の課題なども、詳しく解説します。
- 時系列整理
- 2020年11月
- 2020年12月
- 2021年3月
- 2021年4月
- 2021年7月
- 2021年8月
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- 2024年10月
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- 2025年2月
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- 2025年5月
- 2025年6月
時系列整理
2020年11月
2020/11(日付不明)
井戸知事路線との決別を唱える「改革派」の兵庫県自民党ベテラン県議数人が、大阪府財政課長の斎藤元彦氏に、次年度の知事選出馬を直談判。(情報ソース:2024/10/21週刊現代)
2020年12月
2020/12/11(金)
井戸敏三兵庫県知事が、今期限り(~2021/7)の退任を表明。(情報ソース:2020/12/12朝日新聞)
自民党議員団が候補者検討委員会を開き、多数決で金沢和夫副知事擁立を決定。斎藤候補擁立を模索していた一部県議たちは「強引だ」「納得できない」と激しく反発。廊下まで怒号が聞こえるほど会議は紛糾した。(情報ソース:2021/5/19NHK)
2020/12/25(金)
兵庫県議会最大会派の自民党県議団が、金沢和夫副知事に立候補を要請。(情報ソース:2020/12/25神戸新聞NEXT)
2021年3月
2021/3/16(火)
午前7時過ぎ、兵庫県庁3号館で、県監査室に勤務する50代の男性職員が首から血を流してぐったりしているのを、出勤した別の男性職員が発見、119番通報した。命に別条はなかった。近くには、「忖度を強いられた。パワハラではないか」などと記された、遺書とみられる封筒に入った文書と包丁があった。(情報ソース:2021/3/16ラジトピ)
なお、この当時の代表監査委員は四海達也氏である。
2021/3/19(金)頃
兵庫県議会の最大会派である自民党の議員44名のうち十数人が、会派として立候補を要請した金沢和夫副知事への支援方針を撤回するよう、藤本百男幹事長に連名文書で申し入れ。金沢氏の支援を決めた経緯などへの反発とみられる。申し入れた議員らは、要望が受け入れられない場合、会派を脱会し新たな会派を結成する見通し。(情報ソース:2021/3/20神戸新聞NEXT)
2021/3/24(水)
自民党議員団44名のうち以下の11名が、金沢副知事を支援する会派決定に反発し、会派の藤本百男幹事長に退団届を提出。(情報ソース:2021/3/24神戸新聞NEXT)
石川憲幸議員・松本隆弘議員・内藤兵衛議員・北野実議員・中野郁吾議員・山口晋平議員・奥谷謙一議員・五島壮一郎議員・戸井田ゆうすけ議員・中田慎也議員・橘秀太郎議員(情報ソース:兵庫新報)
大阪府財政課長の斎藤元彦氏が府庁で記者団の質問に答え、一部の自民党兵庫県議が斎藤氏を知事選候補に擁立する動きがあることについて「みなさんの兵庫を良くしたいという思いは重く受け止めたい」と話す。(情報ソース:2021/3/24日本経済新聞)
金沢和夫氏が兵庫県副知事を辞職。夕方記者会見を行い、兵庫県知事選に無所属で立候補すると正式に表明。(情報ソース:2021/3/25神戸経済ニュース)
2021/3/25(木)
前日に自民党への退団届を提出した議員11名が、総務省出身の大阪府財政課長、斎藤元彦氏に立候補を要請。(情報ソース:2021/3/27神戸新聞NEXT)
2021/3/28(日)
兵庫維新の会が斎藤元彦氏に知事選挙への立候補を要請。(情報ソース:2021/3/29日本経済新聞)
2021/3/31(水)
斎藤元彦氏が総務省と大阪府を退職。記者会見を行い、兵庫県知事選への無所属での立候補を表明。(情報ソース:2021/3/31神戸新聞NEXT)
2021年4月
2021/4/1(木)
渡瀬前管理局長が人事異動により西播磨県民局長に着任。西播磨県民局は、井戸知事の出身地を管轄しており、井戸県政では出世ポスト。渡瀬氏本人は、定年までに本庁に戻り、人事委員長でキャリアを終えるつもりだった。(情報ソース:2024/10/21週刊現代)
2021/4/2(金)
兵庫県議会最大会派の自民党が、斎藤元彦氏を支援する議員11人を正式に除名処分。11人は自民党を離党せず、同日付で新会派「自民党兵庫議員団」を結成。幹事長は内藤兵衛議員、政務調査会長は山口晋平議員が就任。(情報ソース:2021/4/2神戸新聞NEXT)
2021/4/6(火)
日本維新の会が、知事選挙における斎藤元彦候補の推薦を決定。(情報ソース:第三者委員会報告書第4章)
2021/4/7(水)
自民党兵庫県連が元副知事の金沢和夫氏の推薦を党本部に求めると決定。しかしその1時間後、永田町の議員会館で、兵庫県選出の国会議員が全会一致で斎藤氏の推薦申請を決定。(情報ソース:2021/5/19NHK・2021/4/12日本経済新聞)
2021/4/12(月)
自由民主党本部が、7日の国会議員からの申請を受け入れ、斎藤元彦氏の推薦を決定。金沢氏の推薦を求めていた自民党兵庫県連の決定は覆された。(情報ソース:2021/4/12日本経済新聞・第三者委員会報告書第4章)
2021/4/16(金)
自民党兵庫県連が、党本部の決定に反発し、金沢氏を支援する方針を改めて表明。(情報ソース:第三者委員会報告書第4章)
2021/4/20(火)
井戸敏三知事が、兵庫県知事選挙での金沢和夫候補への支援を表明。(情報ソース:2021/4/20毎日新聞)
2021/4/22(木)
斎藤元彦氏が、首相官邸で、菅義偉総理大臣から推薦状を受ける。二階俊博幹事長にも党一体の支援を依頼し、『それはしっかりやる』との返事。斎藤氏が会見で、自民党の状況について「最後はまとまってもらえる政党と信じ、私は県民に考えを伝えることに専念する」と強調。会見に同席した県連会長の谷公一衆院議員は、分裂状態が続くことも想定した受け答え。(情報ソース:2021/4/22神戸新聞NEXT)
2021/4/26(月)
当初金沢氏への支援を表明していた自民県連が、国会議員の主導で斎藤氏への推薦を決めた経緯について、井戸知事が定例記者会見で「選考の過程は十分に公明正大とは言えないのではないか」と批判。(情報ソース:2021/4/26神戸新聞NEXT)
2021年7月
2021/7/1(木)
兵庫県知事選挙が告示される。斎藤氏、金沢氏など、計5名が立候補。(情報ソース:第三者委員会報告書第4章)
2021/7/18(日)
兵庫県知事選挙が行われる。新人の斎藤元彦候補(元大阪府財政課長)が858,782票を獲得し、初当選。20年間知事を務めた井戸前知事の後継と目された、対立候補の金沢和夫候補(元兵庫県副知事)を破る。(情報ソース:選挙ドットコム)
兵庫県では「内務省・自治省(現在の総務省)から来た副知事が知事に就任する」ケースが現職の井戸敏三知事まで4代連続続いていたが、斎藤候補が59年ぶりにこれを打ち破った。(情報ソース:2021/5/19NHK)
2021/7/30(金)
渡瀬氏の公用PCに保存されていた「20210730キックオフミーティング.docx」のミーティングが行われたと思われる。斎藤知事着任の前営業日であるが、ファイルの内容が明らかになっておらず、何のミーティングだったのか不明。(関連ページ:公用パソコン情報まとめ)
2021年8月
2021/8/2(月)
兵庫県の斎藤元彦知事が着任。(情報ソース:知事就任記者会見)
2021/8/4(水)
15:53、渡瀬西播磨県民局長が、公用PCでファイル「クーデター顛末記」を作成開始する。(情報ソース:ファイルのプロパティ「作成日時」)
2021/8/7(土)
自民党兵庫県連がで総務会を開き、党の推薦に反して前副知事の金沢和夫氏を支援した県議17人の処分を決定。金沢氏支援の会派内で選挙対策本部長を担った山本敏信県議が1年間の県連の役職停止。藤田孝夫県議ら16人が厳重注意。分裂の責任を取り県連会長の谷公一衆院議員が辞任し、末松信介参院議員を会長に選出。(情報ソース:2021/8/8朝日新聞)
2021/8/10(火)
兵庫県に新組織「新県政推進室」が設置される。小橋浩一中播磨県民センター長が室長に、守本豊ビジョン局長・有田一成阪神北県民局県民交流室長・原田剛治病院局管理課長・木村晶子女性青少年局長・井ノ本知明地域創生局長の5名が次長に抜擢される。斎藤知事は小橋室長について、「宮城県にいたときに、職員派遣の関係で交流する機会があり、非常に優秀な方だと思った」と話した。(情報ソース:2021/8/2神戸経済ニュース)
新県政推進室の設置についての詳細は以下リンク先。
2021年9月
2021/9/7(火)
尼崎の新埠頭「フェニックス事業用地」事業の件が、神戸新聞で報道される。(2021/9/7神戸新聞NEXT)
知事の知らないうちにフェニックス事業用地の件が報道されたことについて、斎藤知事が杉浦正彦土木局長を叱責。その際、机を平手で1~2回たたく。(情報ソース:8/30百条委員会杉本元部長証言)
2021/9/12(日)
荒木副知事から渡瀬西播磨県民局長に「小橋・原田と協議した。あと2人の態度は酷い。仕事もできないくせに偉そうに。井戸さんからは、荒木副知事は粘って残れと言われている。井戸・金沢からそれぞれ連絡があり、金沢さんはSさんが見ることになったようだ。顧問として。」との連絡があった旨、渡瀬県民局長がメモを記す。(情報ソース:12/25百条委員会増山委員発言)
2021/9/13(月)
斎藤知事が県職員OBの片山安孝氏に副知事就任を要請。(情報ソース:2021/9/21神戸新聞NEXT)
2021/9/21(火)
片山安孝氏が兵庫県副知事に就任。(情報ソース:2021/9/21神戸新聞NEXT)
片山副知事が荒木副知事に挨拶したところ、「片やん、何でも変えるのがええのと違うぞ」と一喝される。(情報ソース:12/25百条委員会片山副知事証言)
2021年10月
2021/10/4(火)
菅義偉内閣が総辞職し、岸田文雄自民党総裁が第100代首相に選出される。(情報ソース:2021/10/4朝日新聞)
2021/10/6(木)
末松信介参院議員が、文科相就任により自民党兵庫県連会長を退任。西村康稔衆院議員が後任の会長に選出される。(情報ソース:2021/10/6神戸新聞NEXT)
2021/10/8(土)
金沢和夫元副知事が、姫路女学院中学校・高等学校を運営する学校法人摺河(するが)学園の特別顧問に11月から就任することが明らかになる。(情報ソース:2021/10/9神戸新聞NEXT)
2021/10/11(火)
自民党兵庫県連の衆院選対策本部の会長に西村康稔衆院議員が就任。(情報ソース:2021/10/11神戸新聞NEXT)
2021/10/15(金)
夜、阪神北県民局の女性職員(49)が、別の30代女性職員に関する性的な内容を記した文書を人事課など複数の部署に送信。この職員は、名誉棄損の疑いで2022/1/17に逮捕される。(情報ソース:2022/2/28神戸新聞NEXT)
2021/10/31(日)
衆議院議員選挙が行われる。維新が11→41と躍進。自民党は276→261と議席を減らす。(情報ソース:NHK開票速報)
2021年12月
2021/12/3(金)
県の外郭団体の役員などに就いている65歳以上の県職員OB56人に対し、本年度末までの退職を求めたことが報道される。県職員OBが再就職した場合、65歳で再雇用を原則打ち切る規定になっていたが、慣例的に再雇用を続けているケースが常態化していた。(情報ソース:2021/12/3神戸新聞)
井戸前知事の時代は、井戸氏の選挙で熱心に働くといい外郭団体に天下りできたり、70歳まで定年を伸ばしてもらえた。この改革は、県幹部OBにとって許されざる改革だった。(情報ソース:2024/10/23現代ビジネス・2024/12/13週刊現代)
2021/12/14(火)
渡瀬西播磨県民局長・(唐津?)教育次長・(井筒?)人事課長・他1名が姫路で飲み会。教育次長が「室長の〇〇ちゃんが最近よく自分に接触してくる。〇〇のことを良く思っていない」と発言し、これを聞いた渡瀬県民局長は「このあたり剝がしたら何か起こるかも」とメモを記す。(情報ソース:12/25百条委員会増山委員発言)
2022年3月
2022/3/25(金)
渡瀬西播磨県民局長が、公用パソコン内に「今後、(唐津?)教育次長が〇〇室長に接触し、片山と〇〇組とを分断させる」というような内容のメモを記す。(情報ソース:12/25百条委員会増山委員発言)
2022/3/31(木)
荒木副知事が退任。(情報ソース:2022/3/31神戸新聞)
2022年4月
2022/4/1(金)
兵庫県庁が大幅な機構改革を実施。(情報ソース:令和4年度組織改正の概要)
- 本庁を5部から12部体制に
- 部長の下に次長を新設
- 各部に総務課を設置
2022/4/5(火)
渡瀬西播磨県民局長が、藤本百男議員や小西議員宛に匿名文書を投函。人事への不満や「自民党はすっかりコケにされている」と記載。後に、同文章を、神戸新聞の●中記者、産経新聞倉●記者、県庁井ノ本室長にも送付した模様。なお、業務時間中に文書を作成。(情報ソース:2025/3/10丸山穂高氏ポスト)
2022/4/9(土)頃
渡瀬西播磨県民局長が、兵庫県社会福祉協議会の入江会長に匿名文書を送付。「私は兵庫県の福祉分野で仕事をしている職員です、知事が社協を蔑ろにしている」と記載。なお、業務時間中に文書を作成。(情報ソース:2025/3/10丸山穂高氏ポスト)
2022年5月
2022/4~5月頃(日付不明)
井ノ本秘書広報室長に、「原田とは仲良くするな」というような匿名の怪文書が届く。後に、渡瀬西播磨県民局長が作成・送付していたことが判明。(情報ソース:10/25百条委員会井ノ本元部長証言)
2022/5/6(金)頃
渡瀬元県民局長が、井ノ本秘書広報室長に匿名文書を送付。「片山副知事が井ノ本室長のご苦労を横取りしている」「すでに陰では悪口を知事に囁いているかも、心当たりは?」などと記載。なお、業務時間中に文書を作成。(情報ソース:2025/3/10丸山穂高氏ポスト)
10/25百条委員会で証言された、4~5月頃の「原田とは仲良くするな」との怪文書が、これを指しているのかは不明。
2022/5/23(月)頃
原田職員局長に、匿名の怪文書が郵送で届く。「知事に信頼されない局長って、もう終わってます」「一人では何もできない腰巾着さん」などと、人格否定や、斎藤知事への疑心暗鬼を煽る内容が書かれていた。後に、渡瀬西播磨県民局長が作成・送付したことが判明し、これが2024/5/7の懲戒理由の一つとなる(関連ページ:渡瀬元県民局長の懲戒処分理由)。なお、業務時間中に文書を作成(情報ソース:2025/3/10丸山穂高氏ポスト)。
このハラスメント文書の全文は以下リンク先参照。
2022年10月
2022/10/14(金)
国産アイアンヘッド発祥の地である市川町の地場産業を、斎藤知事が視察。
視察先のうちの一つ、共栄ゴルフ工業社で、アイアンヘッドの製造工程がわかる部品・半製品等の展示を見た齋藤知事が、知事応接室で地場産業のPRとして飾ることを考え、随行職員を通じて「これを(知事応接室で)飾れないか」と打診し、同社は快諾。その後、実際に知事室に展示された。(情報ソース:第三者委員会報告書第6章)
2022年11月
2022/11/7(月)
西播磨地域づくり懇話会において、長岡県議から「上郡町でワインの生産が始まっている」との話題が出た際に、齋藤知事が「ワインをちょっとまだ私は飲んでいないので是非また」と発言。(情報ソース:第三者委員会報告書第6章)
このやり取りの詳細は、以下リンク先参照。
2023年1月
2023/1/16(月)
読売新聞が朝刊で空飛ぶクルマについて報道。斎藤知事がそれを読み、産業労働部の担当職員に対し「空クルは知事直轄」「勝手にやるな」等と厳しい口調で議論。(情報ソース:第三者委員会報告書第9章)
2023年2月
2023/2/15(水)
斎藤知事が、豊岡市日高町の万場スキー場へ、誘客促進支援ため現地視察。協会長のスキーウェアのデザインを褒める発言。(情報ソース:第三者委員会報告書第6章)
2023/2下旬(日付不明)
4月の県議選に、神戸市中央区選挙区から自民党公認候補として出馬予定だった三浦将太氏が死亡。自殺とみられる。翌月、『県議(中央区) 自由民主党公認 三浦将太候補 自殺の真相』というタイトルの怪文書が流布される。(情報ソース:2023/3/22HUNTER)
2023年3月
2023/3/31(金)
新県政推進室が、役割を終えたとして廃止される。(情報ソース:第三者委員会報告書第2章)
2023年4月
2023/4/9(日)
兵庫県議会議員選挙が行われる。維新が4名⇒21名と大幅躍進。自民は31⇒24と議席を減らす。(情報ソース:NHK開票速報)
2023/4/30(日)
2021年7月の知事選以来2つの会派に分かれていた県議会の自民系2会派が再統合(情報ソース:2023/4/19神戸新聞NEXT)
2023年7月
2023/7/27(木)
兵庫県が、自転車メーカー「トレック・ジャパン」とスポーツ振興で連携。締結式にて、ロードバイク(約50万円)が県に貸与された。(情報ソース:2023/7/27神戸新聞NEXT・2023/8/2トレックジャパンリリース・第三者委員会報告書第6章)
2023/7/30(日)
斎藤知事の政治資金パーティーが開催される。(情報ソース:10/24百条委員会古川元理事長証言)
2023年8月
2023/8/4(金)
兵庫県が、県立大学の無償化を発表。(情報ソース:兵庫県HP)
この政策を巡って自民党と対立。特に渡海紀三朗元文科相が強く反発し、それまで斎藤支持だった県議団も、多くが離反した。(情報ソース:2024/10/23現代ビジネス・2024/12/13週刊現代)
2023/8/7(月)
六甲荘で、7/30政治資金パーティーの実務者世話人会の反省会が開かれる。古川信用保証協会理事長が出席。会費は片山副知事が負担。(情報ソース:10/24百条委員会古川元理事長証言)
2023/8/8(火)
兵庫型奨学金返済支援制度利用企業の視察として、斎藤知事や原田産業労働部長が加西市の株式会社千石を訪問。会社側から、「コーヒーメーカーをぜひ使っていただきたい」と申し出があったが、斎藤知事が辞退。(情報ソース:9/5百条委員会原田部長証言)
斎藤知事の公用車を見送った後、原田部長が同社役員と会話し、コーヒーメーカーが個人ではなく県への寄贈と認識し、来客時に利用すればPRにつながると考えた原田部長が「せっかくのお申出なので、いったん産業労働部宛に送っていただけますか。」と伝える。(情報ソース:第三者委員会報告書第6章)
2023/8/9(水)頃
原田産業労働部長が株式会社千石に電話し、意見交換会のお礼を述ぺた際、同社からコーヒーメーカー・トースターを送るとの話が伝えられる。(情報ソース:第三者委員会報告書第6章)
2023/8/10(木)
コーヒーメーカーが産業労働部に到着(トースターは翌日)。原田産業労働部長から、有田秘書広報室長経由で斎藤知事に伝達。(情報ソース:10/24百条委員会・第三者委員会報告書第6章)
2023/8/16(水)
斎藤知事が原田部長に、秘書課経由で「県の奨学金の支援制度を利用する企業ですから、こういうところから受け取るのは適当じゃないので、お返しください」とコーヒーメーカー返却を指示。原田部長は、そのまま失念。(情報ソース:10/24百条委員会)
2023/8/30(水)
兵庫県町土地開発公社が、近く解散の手続きに入ることが報道される(情報ソース:8/30神戸新聞NEXT)。この公社の理事長が、兵庫県庁OBの水埜浩氏。
2023年9月
2023/9/12(火)
唐津氏、守本氏、溝垣氏、塚本氏と渡瀬県民局長が参加する飲み会が行われる。守本氏が「新潟での知事同行は隣で辟易した」とか、「知事の再選はない」、「泉を恐れている」などと発言(情報ソース:2025/3/13丸山穂高氏ポスト)。更に「次は稲村元尼崎市長を…(以下略)」とも発言。(情報ソース:2025/3/13丸山穂高氏ポスト)
2023年10月
2023/10/26(土)~27(日)
神戸国際展示場で「技能グランプリ&フェスタ2024」が開催される。兵庫県が主催団体の一つとなっており、担当は産業労働部能力開発課人材育成班。(情報ソース:兵庫県HP)
このフェスタに奥谷謙一県議が視察に訪れ、白川智子産業労働部次長が案内する。(情報ソース:令和5年産業労働常任委員会(11月8日)議事録)
2023年11月
2023/11/8(水)
兵庫県議会の産業労働常任委員会が、遠方の養父市で行われる。奥谷謙一委員と白川智子産業労働部次長の間で、技能グランプリ&フェスタに関する質疑が行われる。(情報ソース:令和5年産業労働常任委員会(11月8日)議事録)
2023/11/9(木)
「中小企業経営改善・成長力強化支援事業」について、産業労働部が財務部財政課に1億円の予算案を提出。(情報ソース:11/25百条委員会長岡委員発言)
阪神・オリックス優勝パレードの協賛金について、大阪府より、不足額のうち2,000 万円を確保するよう依頼があった。(情報ソース:百条委員会報告書)
2023/11/14(火)
「中小企業経営改善・成長力強化支援事業」について、補正項目知事協議で、財務部等が斎藤知事に1億円で説明。(情報ソース:11/25百条委員会長岡委員発言)
2023/11/16(木)
「中小企業経営改善・成長力強化支援事業」について、片山副知事への報告で、「財源の確保ができれば、1億円から4億円の増額」と財政課に指示。財政課が産業労働部に事業の再設計を指示。(情報ソース:11/25百条委員会長岡委員発言)
2023/11/17(金)
阪神・オリックス優勝パレードの協賛金について、大阪府から依頼のあった2,000 万円の目途がついたが、その後、大阪府より更に追加で 2,000 万円を確保するよう依頼があった。(情報ソース:百条委員会報告書)
2023/11/21(火)
片山副知事が、加古川市の信用金庫を訪問し、理事長と面談。阪神・オリックス優勝パレードの寄付金の取りまとめを依頼。(情報ソース:10/24百条委員会竹内委員発言・10/25百条委員会片山元副知事証言)
「中小企業経営改善・成長力強化支援事業」の予算額について、財務部長の査定で3億7,500万円になっていたが、斎藤知事が「打ち出しを強めるため、4億円に数字を丸める」と指示。(情報ソース:11/25百条委員会長岡委員発言・百条委員会報告書)
2023/11/22(水)
優勝パレード寄付金について、信用金庫理事長から「各信用金庫が了解した」との報告があり、11 月 17 日に大阪府から依頼のあった 2,000 万円確保の目途がついた。(情報ソース:百条委員会報告書)
2023/11/23(祝)
阪神・オリックス優勝パレードが行われる。(情報ソース:兵庫県HP)
2023/11/28(火)
加古郡播磨町の県立考古博物館にて、東播磨地域づくり懇話会が開催される。考古博物館で、斎藤知事が野北浩三東播磨県民局長と守本豊企画部長を叱責。(情報ソース:8/30百条委員会野北証人証言・竹内委員発言)
2023年12月
2023/12/4(月)
片山副知事が、神戸市内の金融機関を訪問。「パレードは終わったが、収支非常に厳しい状況にあるので、何とぞご協力いただきたい」と協賛金をお願い。(情報ソース:10/25百条委員会片山副知事証言)
2023/12/14(木)
西村康稔経済産業大臣(兵庫9区選出)が、いわゆる裏金問題で、岸田文雄首相宛てに辞表を提出。(情報ソース:2023/12/14日本経済新聞)
西村氏は、2021/7の兵庫知事選では、維新と近い当時の菅義偉総理の意を受けて、自民党の齋藤支持の流れを作った人物だった。(情報ソース:2024/10/23現代ビジネス)
2023/12/22(金)
渡海紀三朗元文部科学相(兵庫10区選出)が、自民党政調会長に就任。いわゆる裏金問題で辞任した萩生田氏の後任。(情報ソース:2023/12/21日本経済新聞)
渡海紀三朗氏は、県立大学無償化の政策を巡り、斎藤知事を公然と批判している。(情報ソース:2025/1/12現代ビジネス)
2023/12(日付不明)
白川智子産業労働部次長が退職の意向を示す。(情報ソース:2024/4/12神戸新聞NEXT)
2024年1月
2024/1/22(月)
片山副知事が某財団を訪問。優勝パレードの寄付金について、「2,000万円の算段をお願いできないか」と依頼。(情報ソース:10/25百条委員会片山副知事証言)
2024/1/26(金)
優勝パレードを担当していた県民生活部総務課長が病欠に入る。(情報ソース:百条委員会報告書・第三者委員会報告書)
2024年2月
2024/2/13(火)
斎藤知事と原田労働産業部長が、但馬地域の複数の商工会を訪問し、次年度の予算や事業、特に若者支援施策について説明。この訪問は告発文に「投票依頼したことを確認している。」と公選法違反を告発されたが、第三者委員会は事実を認めなかった。(情報ソース:第三者委員会第5章)
2024/2/16(金)
斎藤知事と原田労働産業部長が、龍野商工会議所を訪問し、会頭・専務理事代行や青年部の幹部と面談。次年度の予算や事業、特産品であるレザーのブランド戦略やZ世代活躍の進め方について意見交換。この訪問は告発文に「投票依頼したことを確認している。」と公選法違反を告発されたが、第三者委員会は事実を認めなかった。(情報ソース:第三者委員会第5章)
2024/2/29(木)
17時ごろ、公益財団法人「ひょうご震災記念21世紀研究機構」の五百旗頭真の元を片山副知事が訪れる。河田副理事長は次の任期中に80歳になること、御厨副理事長は県史編纂が終了することから、両名の退任を告知。(情報ソース:10/24百条委員会和泉前副理事長証言)
2024年3月
2024/3上旬(日付不明)
県立大学無償化の政策に反発している自民党国会議員への根回しを片山副知事が失念していたことに立腹した斎藤知事が、付箋1枚をアクリル板に向けて投げる。(情報ソース:第三者委員会報告書第9章・8/30百条委員会)
2024/3/6(水)
神戸大名誉教授で、公益財団法人「ひょうご震災記念21世紀研究機構」の五百旗頭真氏が、急性大動脈解離で執務中に倒れ、死去。80歳だった。(情報ソース:3/7読売新聞オンライン)
2024/3/7(木)
渡瀬西播磨県民局長が、一連の文書問題の発端となる告発文書を作り始める(ファイルのプロパティ上、作成日時が2024/3/7 13:55となっている)。(情報ソース:2025/3/10丸山穂高氏ポスト)
2024/3/8(金)
斎藤知事と原田労働産業部長が某商工会を訪問し、会長・副会長や青年部幹部が応対。産業労働部の施策について説明し、意見交換を実施。この訪問は、渡瀬県民局長の告発文では触れられていない。(情報ソース:第三者委員会第5章)
2024/3/8(金)~9(土)
退職予定の渡瀬西播磨県民局長の有志送別会が、瑞宝園で開催される。和泉秀樹ひょうご震災記念21世紀研究機構副理事長が参加。和泉氏が渡瀬氏に、五百旗頭理事長の死の経緯について話す。(情報ソース:10/24百条委員会和泉元副理事長証言)
2024/3/12(火)
渡瀬西播磨県民局長が、告発文書を印刷する(ファイルのプロパティ上、最終印刷日時が2024/3/12 11:50となっている)。(情報ソース:2025/3/10丸山穂高氏ポスト)
渡瀬県民局長が、告発文書を兵庫県警・県会議員4名・国会議員1名・マスコミ4社の計10か所に匿名で送付。(情報ソース:百条委員会報告書)(関連ページ:告発文書の具体的な送付先(通報先)10箇所)
※消印は3/13加古川郵便局、到着は3/15(情報ソース:2025/4/27読売テレビドキュメント番組)
送付された告発文書の全文を、以下のページに掲載。
2024/3/14(木)
兵庫県議会の予算特別委員会が、予算案など新年度関連の26議案を原案通り可決。県立大学の無償化事業を巡っては最大会派の自民から異例の付帯決議案が出されたほか、ひょうご県民連合や共産党からも予算組み替え動議が提出されたが、いずれも否決された。(情報ソース:2024/3/14神戸新聞NEXT)
2024/3/15(金)
渡瀬元県民局長の告発文書が、10箇所の送付先に到着。
後に、送付先だった山口晋平県議は「差出人が無かったので怪文書の類だと思った。怪文書なので最後まで読まなかった。評価に値しないと思った」と、また黒川治県議は「そういう類の文書はたまにある。悪口と言うか。大きな思いをもって書いたとは思えなかった」と感想を語った。(情報ソース:2025/4/27読売テレビドキュメント番組)
また兵庫県警は、後に「記載内容や匿名の文書であることなど、文書の性質を総合的に判断した結果、公益通報としての受理には至っていない」との判断結果を明かした。(情報ソース:YouTube「兵庫県議会 警察常任委員会(令和6年8月20日)」)
2024/3/20(祝)
一般民間人(知事の知人)より斎藤知事に、「こういったものが出回り始めている」と、文書の存在を知らされる。文書はデータとして提供された。(情報ソース:9/6百条委員会斎藤知事証言・12/25百条委員会・第三者委員会報告書)
斎藤知事は文書を見て、「私自身以外の企業名や個人名が出て、違法性がある行為をしているかのように、加担しているかのように書かれていた。放置すると、SNS等で流布されれば大きな影響が出て、皆さん本当に困るだろう」と考えた。(情報ソース:9/6百条委員会斎藤知事証言)
斎藤知事の知人に文書が届くまでの流通経路は未判明。この時期の流布の状況についての考察を以下リンク先に掲載。情報提供も募集中。
2024/3/21(木)
当該文書に関する協議のため、齋藤知事が片山副知事・小橋総務部長・井ノ本次期総務部長・原田産業労働部長を招集し、文書の作成者や目的を含め、調査するように指示。内容から「渡瀬県民局長が作成したのでは」と推測し、渡瀬県民局長や産業労働部職員のメール調査を行うことになった。調査は片山副知事が主導する役割を担った。原田部長がコーヒーメーカーの返却漏れを謝罪。(情報ソース:百条委員会報告書・9/5百条委員会原田部長証言・9/6百条委員会片山副知事証言・10/25百条委員会井ノ本元部長証言)
片山副知事は文書を初めて見て、「県庁外の企業の名前がいっぱい出できた。これを何とかせなあかんなと。」と考えた。作成者が渡瀬県民局長であることは、自分の部下だったから、すぐ分かった。(情報ソース:12/25百条委員会片山副知事証言)
小橋総務部長は文書を初めて見て、「全くやってないことや、時期が違うことなど、一見して事実でないことが分かる内容が書き連ねられた、おかしな怪文書」との印象を受けた。(情報ソース:10/25百条委員会小橋元部長証言)
2024/3/22(金)
人事当局にメール調査を指示。6人分のメール調査を行うことになった。内訳は、渡瀬県民局長・産業労働部4名・県民生活部県民躍動課長1名。(情報ソース:9/6百条委員会竹内委員発言・10/25百条委員会竹内委員発言)
2024/3/22(金)~3/23(土)
人事当局から渡瀬県民局長の公用メール1年分を調べるように指示を受けた担当課長が、データを人事当局に提出。(情報ソース:百条委員会報告書)
2024/3/23(土)
人事課から小橋総務部長に「告発文の作成者が渡瀬県民局長の疑いが強い」と報告。小橋総務部長から斎藤知事に報告。(情報ソース:9/6百条委員会奥谷委員長発言)
斎藤知事、片山副知事、小橋総務部長、井ノ本次期総務部長、井筒職員局長で協議。「当該文書の骨子となるものが出てまいりました」と井筒氏が発言。片山氏が渡瀬氏への事情聴取を知事に提案。(情報ソース:9/6百条委員会片山元副知事証言)
齋藤知事は、片山副知事から元県民局長の事情聴取を行うという提案を受け、了承。調査については片山氏に一任。(情報ソース:百条委員会報告書)
副知事室で片山副知事、小橋総務部長、井ノ本次期総務部長、井筒職員局長の4名が協議。25日午前に、渡瀬西播磨県民局長・唐津教育次長・藤原祥隆淡路県民局長に事情聴取を行うことが決定。井筒職員局長が人事課職員らに段取りを伝える。人事課職員の1人が手控え資料として「庁内調査手順」を作成。(情報ソース:第三者委員会報告書第10章)
2024/3/25(月)
8:27、渡瀬西播磨県民局長が、31ページにも及ぶ「クーデター顛末記」を印刷する。(情報ソース:ファイルのプロパティ「最終印刷日」)
10:30より、片山副知事・小橋総務部長・井筒職員局長の3班体制で、渡瀬西播磨県民局長・唐津肇教育次長・藤原淡路県民局長に訪問し、聞き取り調査を実施。(詳細:3/25庁内調査手順)
片山副知事チームは西播磨県民局を訪れ、10:45頃から渡瀬県民局長への聴取を開始。文書の作成者が渡瀬県民局長であることを確認。同時に、県民局長の公用PCを回収。公用PCに刺さっていた私物USBは渡瀬氏自身が取り外し、回収せず(情報ソース:百条委員会報告書・第三者委員会報告書第10章)。回収された公用PCの内容については以下リンク先を参照。
県民局長は、最初は文書の作成を否認したが、途中で「噂をまとめていたのは事実です」と認める。「外部には一切出していない」と配布は否認したが、これも後に虚偽と判明。(情報ソース:百条委員会報告書・第三者委員会報告書第10章)
この聴取の会話内容は、以下リンク先参照。
帰りの車内で上田人事課長が公用PCの内容を確認し、懲戒事由になるようなファイルをほぼ確認。(情報ソース:9/6百条委員会越田委員発言・第三者委員会報告書第10章)
小橋総務部長と有本人事課副課長のチームは、アポを取って本庁舎3号館にて唐津教育次長と面談。随行職員が、唐津氏と荒木前副知事とのLINEを確認。12時ごろ、調査の途中で渡瀬県民局長から唐津教育次長に電話が入り、スピーカーにして唐津氏が応対。渡瀬氏が「パソコンを持っていかれた、懲戒免職になるかも分からない、1人でやった」などと話す。(情報ソース:9/6百条委員会竹内委員発言・10/25百条委員会小橋元部長証言・9/14TBS報道特集)
また、警察・マスコミ・議員に送付したことも、この電話で認める。(関連ページ:2024/3/25 渡瀬県民局長聴取音声)
井筒職員局長のチームが訪問した藤原淡路県民局長は、終日不在だった。(情報ソース:2024/9/18ミヤネ屋)
渡瀬県民局長が井筒職員局長へ電話。「全部一人でやった。噂話を集めて書いただけ。周囲の者を巻き込まないように。そっとしといてくれたらよかったのに」などと伝える。この電話は、第三者委員会報告書や報道された電話メモから、13:45頃と思われる。なお4/1の反論書面には11時半と書かれているが、13:45の方が前後の状況と合致している。(情報ソース:百条委員会報告書・4/1反論書面・9/14TBS報道特集・第三者委員会報告書第10章)(関連ページ:2024/3/25 渡瀬県民局長聴取音声)
14:37と15:02の少なくとも2回(恐らく3回)に分けて、回収した公用PCのデータを人事課長が暗号化済USBメモリ経由で本庁システム内に保存。復号の際、県保有の公用PC内ファイルの「更新日時」が更新される。(詳細:情報漏洩の第三者委員会調査報告書・公用パソコン情報まとめ)
夕方、片山副知事が井筒職員局長に「元西播磨県民局長のパソコンからいろんなデータが出てきた。公用パソコンで作業するような内容ではないものもあるので、懲戒処分を検討する」と話し、「県民局長の職を解いて、総務部付にするよう」指示。片山元副知事は、齋藤知事にも同様の説明をして了承を得た。(情報ソース:第三者委員会報告書第10章)
この日、白川智子産業労働部次長は、忌引きで欠勤していた。(情報ソース:9/6百条委員会原田部長証言)
2024/3/26(火)
原田産業労働部長が片山副知事より「白川産業労働部次長の話を聞く必要が生じた」との連絡を受ける。その際、県民局長の公用PC内のプライバシー情報も伝えられる。(情報ソース:9/5百条委員会・9/6百条委員会原田部長証言)
渡瀬県民局長と人事当局との電話で、情報の入手経路についての漠然としたやり取り。(情報ソース:4/1反論書面)
渡瀬県民局長の退職保留が決定。(情報ソース:百条委員会報告書)
片山副知事が黒川治県議に「あなたはこの文書をもらってますよね。本人が言いましたから」「拡散しないでください」との電話。(情報ソース:9/6百条委員会黒川委員発言)
2024/3/27(水)
9:30より、渡瀬県民局長に人事異動の辞令交付。西播磨県民局長の職が解任され、総務部付に異動となり、3月末に予定されていた退職が保留される。
その際渡瀬県民局長が、片山副知事と小橋総務部長に対し「内部告発文にある内容をきちんと精査してから対応してくれ」と要請。(情報ソース:3/28神戸新聞NEXT・4/1反論書面・10/25百条委員会小橋元部長証言・第三者委員会報告書第10章)
2023/12に自己都合退職の意向を示し、3月末で退職を予定していた白川智子産業労働部次長の退職が保留される。(情報ソース:3/28神戸新聞NEXT・4/12神戸新聞NEXT)
13時からの定例記者会見の前に、齋藤知事が片山元副知事と小橋総務部長を呼び、「この文書は、名誉毀損で法的に問題のある文書だから、流布しないように注意喚起したい」と発言。自ら発表内容を考え、パソコンで作成し片山元副知事と小橋氏に送信。(情報ソース:第三者委員会報告書第10章)
13時からの定例記者会見(および事前の記者レク)で、県民局長の退職取消について公表。斎藤知事が、「業務時間中なのに、嘘八百含めて文書作って流すという行為は、公務員としては失格」と発言。原稿にはない言葉だった。(情報ソース:第三者委員会報告書第10章)(動画:3/27記者会見)
会見後、小橋総務部長が齋藤知事に対し、教育次長時の経験に基づき「教育委員会ではこのような問題の時には第三者に調査させることが多い」と進言。齋藤知事からの前向きな反応はなかった。(情報ソース:百条委員会報告書・10/25百条委員会井ノ本元部長証言・奥谷委員長発言・第三者委員会報告書第10章)
片山副知事が野北東播磨県民局長を呼び出し、「メモはするな。西播磨県民局長を本日付で異動する。何か話したのか。あまりしゃべり過ぎるなよ。」という趣旨の話をする。(8/30百条委員会竹内委員発言)
夕方、小橋総務部長、井ノ本県民生活部長と随行職員が兵庫県警に出向いて名誉棄損罪での告訴について相談。「公人だからハードルが高い」と受理されず。(情報ソース:9/6百条委員会竹内委員と斎藤知事の質疑・9/28産経新聞)
原田産業労働部長がコーヒーメーカーを返却し、返却を失念していたことを提供先企業に謝罪。(情報ソース:9/5百条委員会原田部長証言)
2024/3/29(金)
藤田孝夫県議がブログを更新し、県立大学無償化政策を激しく批判。(該当ページ:2024/3/29藤田孝夫オフィシャルサイト)
2024/3/31(日)
SNSで、兵庫県議会議員の1人が公益通報に該当する可能性に触れる。(情報ソース:第三者委員会報告書第10章)
告発文書の全文が、SNS(X)の@aboritarita氏のアカウントから漏洩し、拡散される。以下リンク先ページに詳細情報あり。
2024年4月
2024/4/1(月)
渡瀬元県民局長が、3月27日の斎藤知事の記者会見への反論文を報道機関あてに送付。詳細は以下リンク先。
人事当局が県の特別弁護士(藤原弁護士)に、第三者機関調査やSNSでの当該文書の拡散、公益通報としての取扱いの要否などを相談。藤原弁護士からは、公益通報の手続がされた段階でいったん判断する必要がある、第三者機関調査については、費用や時間を要することから内部調査で十分との見解を得る。(情報ソース:9/5百条委員会・百条委員会報告書)
2024/4/2(火)
渡瀬元県民局長が、前日に報道機関に送付した反論文とほぼ同じ内容を「経過報告書」という形で県に提出。(情報ソース:2025/5/20SlowNews)
2024/4/3(水)
野北東播磨県民局長が人事課のヒアリングを受ける。考古博物館での叱責について「パワハラと感じたか」と聞かれ、「強い叱責だとは思うが、自分がミスったという思いがあり、叱責を受けることは仕方のないことと思っている」と回答。「それから口を利かなかったのか」との問いに「そうではないですよ」と回答。(8/30百条委員会竹内委員発言・野北局長証言)
2024/4/4(木)
渡瀬元県民局長が、兵庫県の公益通報窓口に告発文書を提出。(情報ソース:百条委員会報告書)
渡瀬元県民局長が、兵庫県庁記者クラブのホワイトボードに1枚のペーパーを貼る。「3月12日文書から冒頭の五百旗頭先生の部分を除いた残り6項目を公益通報した」といった記載があった。(情報ソース:12/11記者会見朝日新聞記者発言・11/4神戸経済ニュース)
人事課長と人事課担当2名が和泉秀樹氏の職場を訪問。和泉氏が「白川氏の件は危ないよ」と発言。また、この聴取で「告発文書を3/19に見た」と証言するも、後に「3/25に見た」と証言を変更。(情報ソース:10/24百条委員会)(関連ページ:告発文書は一般人に流布されていたのか)
2024/4上旬(日付不明)
自民党県議・県幹部OBが、渡瀬元県民局長と面会。百条委員会の設置に消極的な渡瀬元局長に対し、「斎藤を追い詰めるチャンスやないか」と迫った。渡瀬元局長は困惑する表情を浮かべていた。(情報ソース:12/13週刊現代)
2024/4/10(水)
法律相談で懲戒処分3ヵ月の提案が弁護士から出る。(情報ソース:10/25百条委員会丸尾委員発言)
2024/4/12(金)
退職が保留されていた白川智子元産業労働部次長の自己都合退職を認める人事を発令。(情報ソース:4/12神戸新聞NEXT)
2024/4/15(月)
原田産業労働部長がコーヒーメーカーの件で読売新聞の取材を受ける。(情報ソース:9/5百条委員会原田部長証言)
井ノ本総務部長が、「渡瀬元県民局長をもっと早く処分できないか」と人事課に指示(情報ソース:10/25百条委員会藤田委員発言)。なお、井ノ本総務部長本人は「覚えていない」と証言。
2024/4/16(火)
兵庫県議会総務常任委員会で、井筒信太郎職員局長が、「当初本人は公益通報の目的ではなく、後から公益通報という手続を取ったことを確認している」と発言(情報ソース:令和6年総務常任委員会(4月16日)議事録)
2024/4/17(水)
人事当局との渡瀬元県民局長の処分スケジュールについて、井ノ本総務部長と人事当局が下記のとおりやりとり。
・4月 24 日に処分する案の作成を井ノ本氏が指示
・4月 24 日に処分する案を井ノ本氏に提出し、齋藤知事が了解
・人事当局が 4 月 24 日処分案は現実的に無理と判断し、5月 17 日処分案を井ノ本氏に相談。井ノ本氏からは5月 10 日を案1、5月 17 日を案2とする指示があり、齋藤知事は5月 10 日で了解した。(情報ソース:百条委員会報告書・第三者委員会報告書第10章)
人事課が藤原弁護士に「4/4に公益通報があったが、懲戒処分に問題が無いか」と相談し、藤原弁護士は、制度が別であり、公益通報より前の行為に対する処分であるため「法的に今問題ない」と回答。(情報ソース:9/5百条委員会・第三者委員会報告書第10章)
2024/4/19(金)
16時半ごろ、井ノ本総務部長がひょうご県民連合の会派控室で、迎山志保県議に、公用PCの内容を印刷した紙を見せた。(情報ソース:1/27百条委員会資料)
人事課からの弁護士相談で、「類型の異なる複数の非違行為が認められた場合、各非違行為に関する処分の量定を活用することに加えて、最終的な処分量定を加重することに法的な問題はないか」と質問。弁護士は「停職6ヵ月はさすがに重いなと、懲戒3ヵ月でも問題ないのでは」とコメント。(情報ソース:12/25百条委員会丸尾委員発言)
2024/4/20(土)
文書の「⑥優勝パレードの陰で」にて「不正行為に関わった」と指摘され、うつ病を暴露された、休職中の橋本課長(パレードを担当した課長)が自殺。(情報ソース:9/6百条委員会増山委員発言)
※後に、不正行為など存在しなかったことが判明(情報ソース:百条委員会報告書)
この訃報は遺族の意向により伏せられ、県庁内に通知されたのは7/23だった。この自殺に関する考察は、以下のページ参照。
後に百条委員会(2024/9/6)に参考人招致される山口利昭弁護士が、消費者庁・公益通報者保護制度検討会委員に就任。(情報ソース:山口利昭法律事務所ブログ)
2024/4/24(水)
人事当局によると、井ノ本氏から5月7日処分案の指示があり、弁護士と相談して処分日を5月7日に決定。井ノ本氏は、人事当局との処分日のやり取りは自分の判断ではなく、知事と話をした上で日程を決めたと証言。なお、齋藤知事は5月7日処分の決定事項を報告されたと証言。(情報ソース:百条委員会報告書)
2024/4/26(金)
兵庫県人事課が神戸新聞に文書の受取などについて聴取したことについて、新聞労連が「情報源の秘匿に踏み込む不当な聴取を止めよ」との抗議声明を発表。つまり兵庫県は、告発文書が本当に報道機関に送付されたのかを確認することが不可能だった。(情報ソース:4/26朝日新聞)
2024年5月
2024/5/2(木)
元県民局長に対する綱紀委員会が開催。委員長は井ノ本総務部長。委員から、「文書に名前の挙がっている井ノ本氏が委員長を務めることは問題がないか」との質問があったが、井ノ本氏は、「人事当局が調査結果に基づき判断した量定案の妥当性について、委員長として判断するだけである」旨回答し、委員長を継続。公益通報との関係では、人事課から「当初、公益通報を行う目的で本件文書を作成・配布したのではない。後に公益通報を行ったからといって、当初の文書作成行為が遡って公益通報として保護されるわけでないことは弁護士に確認済み」と回答。「藤原弁護士以外の弁護士の意見も聞くべきだ」という意見が出て、前知事の顧問弁護士にも意見を聞くこととなった。(情報ソース:百条委員会報告書・10/25百条委員会井ノ本元部長証言・第三者委員会報告書第10章)
2024/5/7(火)
渡瀬元県民局長に停職3か月の懲戒処分が行われ、公表される。なお、懲戒処分理由は4つ存在。詳細は以下のリンク先参照。
2024/5/21(火)
県議会から全会一致で要請されたことを受け、第三者委員会の設置を決定。(情報ソース:5/29産経新聞)
2024/5/23(木)
兵庫県議会の丸尾議員と橋本議員が、内藤議長あてに、百条委員会の設置やアンケートの実施などを求める申し入れ書を提出。内容は下記リンク先参照。
2024年6月
2024/6/7(金)
夕刻、片山副知事が議運の委員長の部屋を訪問し、「自分の首をかけてもいいから百条委員会設置をやめてくれ」と依頼。(情報ソース:9/6百条委員会黒川委員発言)
2024/6/10(月)
県議会本会議で伊藤傑議員(自民)の一般質問で、片山副知事が自分の辞職と引き換えに百条委員会の設置を見送るよう、自民党県議団に求めていたことが明らかに。(情報ソース:6/12神戸経済ニュース)(議事録)
兵庫県議会最大会派の自民党議員団が、百条委員会設置提案について、全員が賛成するよう党議拘束をかける。(情報ソース:6/12関テレニュース)
2024/6/11(火)
午後の兵庫県議会で、13日の本会議で議論するテーマについて議論され、自民党などが百条委員会の設置を提案したいと申し出。(情報ソース:6/12関テレニュース)
2024/6/13(木)
兵庫県議会の本会議で、自民党とひょうご県民連合が地方自治法に基づく強い調査権を持つ百条委員会の設置を求める動議を共同で提出。日本維新の会は「政争の具にしてはいけない」と反対したが、賛成多数で可決され、百条委員会の設置が決定。(情報ソース:6/13NHK)(議事録)
2024/6/14(金)
第1回百条委員会。委員長が奥谷謙一委員に、副委員長が岸口みのる委員に決定。運営要領やアンケート実施について協議。詳細は以下リンク先を参照。
2024/6/27(木)
第2回百条委員会。証人出頭要求や資料要求等を協議。次回の百条委員会に、渡瀬康英元西播磨県民局長を証人として出頭要求することが決定。また、渡瀬元県民局長の処分時の人事当局の調査結果やその根拠資料として、公用PCも県に資料請求することが決定。詳細は下記リンク先参照。
百条委員会の理事会が開催される。秘密会の取扱や提出された資料の取扱について協議された。詳細は以下リンク先参照。
2024年7月
2024/7/2(火)
渡瀬康英元県民局長の代理人から、渡瀬氏へのプライバシー配慮を申し入れる書面を、百条委員会の奥谷委員長宛に送付。詳細は以下のページを参照。
2024/7/4(木)
4/4に行われた内部公益通報の財務部調査結果と是正措置について、第三者から成る公益通報委員会に報告し、了承を得る。結果を公表することについても報告。(情報ソース:11/25百条委員会稲木元部長証言)
2024/7/5(金)
第1回第三者機関調査準備会が開催される。調査の対象範囲や第三者機関の選定方針などについて協議。(情報ソース:兵庫県HP)
兵庫県職員に向け、百条委員会の調査に協力することや、心理的負担に感じる場合に備えてメンタルヘルス相談を実施することなどが記載された斎藤知事メッセージが発出される。(関連ページ:県職員への知事メッセージ(百条委員会調査について))
15:41、人事当局が停職中の渡瀬元県民局長宛に、上記知事メッセージを添付したメールを送信。(関連ページ:人事当局から渡瀬元県民局長へのメール)
2024/7/7(日)
10:19に渡瀬元県民局長がメールを送信し、資料「告発文書」と「反論書面」を百条委員会に提出(情報ソース:百条委員会報告書)。当メールの本文は、以下ページに掲載。
渡瀬康英元県民局長が姫路市内で死亡しているのが見つかる。自殺とみられる。渡瀬元県民局長は、7/19の百条委員会に証人として出席予定だったが、プライバシー情報が公開されることを気にしていたとされる。(情報ソース:7/10カンテレNEWS)
2024/7/8(月)
7/2に提出されたプライバシー申入書を受け、臨時の百条委員会理事会が開催される。前日の渡瀬県元民局長の死亡が明らかになる前だった。「プライバシーは守られるべき。法的アドバイザーの意見を聞くべきだ」といった意見が上がった一方、「県民局長は文書に他人のプライバシーも書いた。都合のよい身勝手な論理だ」との意見もあがった(情報ソース:百条委員会報告書・7/10カンテレNEWS)。この日の緊急理事会についての詳細は以下リンク先参照。
2024/7/10(水)
百条委の奥谷委員長と岸口副委員長が、公用PCを含む資料を持参した人事課と面談。奥谷氏は「プライバシー情報は受け取らない」、岸口氏は「内容確認した上で、受取可否を判断すべき」と意見が分かれた。(情報ソース:7/16百条委員会理事会)
兵庫県職員労働組合が、斎藤知事の辞職を申し入れる方針を固める。(情報ソース:7/10カンテレNEWS)
2024/7/11(木)
早朝5時、産経新聞が「死亡した元県民局長が、百条委員会の継続を望む趣旨のメッセージを残していた」とする喜田あゆみ記者の記事を報道。百条委について「最後までやり通してください」などとするメッセージを掲載。(該当記事:7/11産経新聞)
朝7時、竹内英明県議がブログを更新。早朝5時の産経新聞記事を紹介。(該当記事:Web版ひであき日記)
2024/7/12(金)
片山安孝副知事が、「幹部として県政の混乱と停滞を招いた責任を取りたい」などとして、7月末に辞職する意向を表明。(情報ソース:NHK関西ニュース)
14:02に、渡瀬元県民局長の遺族(妻)が百条委員会向けに、陳述書と音声データをメールで送信。このメールについての詳細は下記ページ参照。
2024/7/14(日)
自民党兵庫県連会長の末松信介参院議員が、神戸市で開かれた県連大会で、斎藤元彦知事の辞職を事実上求めた。(情報ソース:7/14日本経済新聞)
2024/7/16(火)
百条委員会の理事会が開催され、百条委員会では元県民局長のプライバシー情報を取り扱わない方針を決定。詳細は以下リンク先参照。
2024/7/19(金)
第3回百条委員会が開催される。渡瀬県民局長の遺族メールや陳述書、「ワインおねだり」とされる音声が公開された。資料要求や職員アンケート調査の実施の可否等を協議。詳細は以下リンク先。
兵庫県上郡町長が記者会見し、斎藤知事が特産ワインを要求したとされる音声データについて「おねだりされたわけではない」と否定。(情報ソース:7/19時事通信)
ワインおねだり音声についての考察は、以下リンク先を参照。
2024/7/20(土)
4/4の内部公益通報の調査結果として、日本経済新聞が「県の公益通報の担当部署が調査結果として、ハラスメント研修の充実や贈答品受領基準の明確化などの是正措置を講じるよう県側に求める方向であることが20日、わかった。」と報じた。しかしこの調査結果は、12/11まで正式発表されなかった。(該当記事:7/20日本経済新聞)
「公益通報委員会の調査結果発表が12月まで発表されなかった理由は、百条委員会の奥谷謙一委員長が『今そんなものを公表するな』『百条委員会がもたない』と圧力をかけたから」との疑惑がある。(情報ソース:12/25百条委員会片山副知事証言・8bitNews増山県議インタビュー動画)
2024/7/21(日)
赤穂新聞に、渡瀬元県民局長が「阪神・オリックス優勝パレード担当課長の自殺が自分のせいだと思い悩んでいた」と言及された記事が掲載される。(情報ソース:7/20赤穂新聞ポスト)
2024/7/22(月)
小橋浩一理事が休み始める。後に降格・異動・休職。(情報ソース:7/31神戸新聞NEXT)
2024/7/23(火)
4/20に自殺した阪神・オリックス優勝パレード担当の橋本課長の訃報が県職員に通知される。通知が遅くなったのは、遺族の意向だった。この自殺の原因と、当時のマスコミ報道に関する考察は、以下のリンク先参照。
2024/7/30(火)
百条委員会の理事会が開催される。詳細は以下リンク先参照。
井ノ本知明総務部長が病欠。後に異動・休職。(情報ソース:8/2朝日新聞・8/16朝日新聞)
渡瀬元県民局長の代理人から、公用PCに入ってたデータを31日までに廃棄してほしい旨の文書が届く。(情報ソース:12/25百条委員会丸尾委員発言)
2024年8月
2024/8/2(金)
第4回百条委員会が開催される。証人としての証言により不利益を被ることへの懸念や心理的ストレスを訴える職員の声に配慮し、プライバシー以外の理由でも委員会を秘密会にできるものと決定。証人尋問の取り扱いの検討、証人出頭要求、資料要求等について協議。詳細は以下リンク先参照。
百条委員会の理事会が開催される。詳細は以下リンク先参照。
2024/8/9(金)
百条委員会の理事会が開催される。詳細は以下リンク先参照。
2024/8/19(月)
百条委員会の理事会が開催される。詳細は以下リンク先参照。
2024/8/20(火)
兵庫県議会の警察常任委員会にて、兵庫県警が、3月の告発文書について「記載内容や匿名の文書であることなど、文書の性質を総合的に判断した結果、公益通報としての受理には至っていない」と明らかに。(情報ソース:YouTube「兵庫県議会 警察常任委員会(令和6年8月20日)」)
2024/8/21(水)
丸尾まき県議が「斎藤知事スキーウェアたかり事件」についてXに投稿。(情報ソース:日高神鍋観光協会HP)
2024/8/22(木)
日高神鍋観光協会がHPを更新。丸尾まき県議がXに投稿した「知事スキーウェアたかり事件」について、「協会関係者に事実確認を行いましたが、所謂『たかり』や、そのようなニュアンスに解釈されるような事も含め確認されなかった」と公表。(情報ソース:日高神鍋観光協会HP)
第2回第三者機関調査準備会が開催される。第三者委員会の委員・調査員の人選、契約内容などについて決定。(情報ソース:兵庫県HP)
2024/8/23(金)
第5回百条委員会が開催される。「兵庫県職員アンケート」中間報告が公表される。パワハラ等に関する非公開の証人6名に対して証人尋問。叱責やため息の証言があったが、明確に「パワハラを受けた」という証人はいなかった。記者会見で、竹内英明委員が「最高幹部に文具を投げたという証言があった」と発言。詳細は以下リンク先参照。
百条委員会の理事会が開催される。詳細は以下リンク先参照。
2024/8/30(金)
9:27より、百条委員会の開催前に、理事会が開催される。詳細は以下リンク先参照。
9:45より、第6回百条委員会が開催される。非公開の証人2名、野北浩三氏、杉浦正彦氏、齋藤元彦知事に対して証人尋問。主に、2023年の考古博物館での叱責と、2021年の尼崎の新埠頭事業の報道を受けた叱責の件について聴取が行われた。詳細は以下リンク先。
百条委員会の終了後、17:37より、理事会が開催される。詳細は以下リンク先参照。
2024年9月
2024/9/2(月)
日本維新の会の掘井健智元衆議院議員が、加古川駅前で市民と会話。「自民党さんらと作ったんですよ。あの怪文書。」「週刊文春は知っている。この件で知事の首取ったら二度売れるから、二段構えでやりたい」と述べる。この音声は、11/13にYouTubeで流出する。(動画:2024年9月2日の加古川立ち話し)
2024/9/5(木)
百条委員会の開催前に、理事会が開催される。詳細は以下リンク先参照。
第7回百条委員会が開催される。上智大学教授奥山俊宏氏の参考人招致、および藤原正廣弁護士、原田剛治産業労働部長、非公開の証人2名への証人尋問が行われた。詳細は以下リンク先。
百条委員会の終了後、理事会が開催される。詳細は以下リンク先参照。
2024/9/6(金)
第8回百条委員会が開催される。山口利昭法律事務所山口利昭氏の参考人招致、および原田剛治氏、片山安孝元副知事、齋藤元彦知事への証人尋問が行われた。詳細は下記リンク先参照。
2024/9/17(火)
フジテレビ『めざまし8』で、立岩陽一郎氏が「(斎藤知事・片山副知事が)人を追い込んで、殺してしまった」と発言。(情報ソース:9/18J-CASTニュース)
2024/9/18(水)
告発文書の真偽を確認する第三者委員会が初会合。2025年3月をめどに報告書を取りまとめる予定と発表。(情報ソース:9/19神戸経済ニュース)
2024/9/19(木)
兵庫県議会本会議にて、百条委員会の調査事項に「公益通報者保護」を追加することが決定。また、斎藤元彦知事の不信任案が提出され、県会議員86名の全会一致で可決。(情報ソース:9/19NHK)(議事録)
2024/9/26(木)
斎藤元彦知事が、自動失職後に出直し選に出馬する意向を表明。(情報ソース:9/26朝日新聞)
2024/9/27(金)
自民党の総裁選が行われ、石破茂氏が第28代総裁に選出される。(情報ソース:9/27読売新聞)
2024/9/30(月)
9/19に不信任を決議された斎藤知事が自動失職。後任の知事の就任までの間、服部洋平副知事が知事の職務を代行する。(情報ソース:9/30日本経済新聞)
兵庫県の選挙管理委員会による協議の結果、斎藤知事失職に伴う知事選挙は10月31日に告示、11月17日に投開票の日程で行われることに決定。(情報ソース:9/30NHK)
2024年10月
2024/10/1(火)
石破茂氏が第102代総理大臣に就任(情報ソース:首相官邸HP)
2024/10/3(木)
百条委員会の理事会が開催される。公用パソコン内の「クーデター目的の有無がわかる資料」について、奥谷委員長が代表して確認・判断することに決定。詳細は以下リンク先参照。
斎藤元彦前知事が、YouTubeチャンネル「ReHacQ」の生配信に参加。(動画:前兵庫県知事が緊急生出演…「パワハラ」「告発文書」「PC文書」の真相は?)
2024/10/4(金)
奥谷謙一百条委員会委員長が、YouTubeチャンネル「ReHacQ」の配信に参加。(動画:兵庫県告発文書!百条委員会の委員長の本音)
2024/10/5(土)
長瀬たけし県議が、自身のYouTubeチャンネルで藤田孝夫県議と対談。藤田県議は、次月の知事選に向けて「斎藤前知事の再選を防ぐことを最大の目標に、自民党国会議員から候補を出さないことを取り付け、自民党が実質的に稲村候補を応援するような体制を作った」ような趣旨の発言。(該当動画:2024/10/5長瀬猛チャンネル)
2024/10/8(火)
前尼崎市長の稲村和美氏(51)が、兵庫県知事選挙に立候補すると表明。県庁で記者会見し「対話と信頼なくして改革なし。県民をはじめ議会や職員との対話を重視して風通しのいい県政を目指す」と述べた。(情報ソース:10/8日本経済新聞)
2024/10/9(水)
市民オンブズ西宮・市民オンブズ尼崎・神戸市の個人の三者が連名で、「兵庫県の斎藤元彦前知事と片山安孝前副知事が、プロ野球の優勝パレードへの協賛金集めのため、金融機関への補助金を増額して県に損害を与えた」として背任の疑いで兵庫県警に告発状を提出。(情報ソース:10/9時事ドットコム)
なお、市民オンブズ尼崎の世話人は、百条委員の丸尾まき県議である。(情報ソース:兵庫県議会公式サイト)
告発状の全文は以下リンク先を参照。
2024/10/10(木)
日本維新の会の清水貴之参院議員(50)が、知事選に立候補すると表明。(情報ソース:10/10日本経済新聞)
2024/10/11(金)
第9回百条委員会が開催される。今後の委員会の進め方などについて協議。百条委員会の「兵庫県職員アンケート」結果が発表される。詳細は以下リンク先参照。
百条委員会の終了後、理事会が開催される。奥谷委員長が元県民局長のメールを確認した結果、「委員会として資料要求しない」と判断。詳細は以下リンク先参照。
2024/10/15(火)
石破茂新首相が衆議院を解散したことに伴う衆議院議員選挙が告示される。(情報ソース:10/15nippon.com)
2024/10/22(火)
元衆議院議員の宮崎謙介氏がYouTubeを更新。兵庫県知事選の立候補を(表明していなかったが)断念したと発表。後に、断念の理由を「闇が深すぎる。万が一にも当選した後、1人じゃ戦えない。それくらい大変な問題がありすぎて、闇深い」と述べた。(情報ソース:10/23日刊スポーツ・11/23スポニチ)
2024/10/24(木)
第10回百条委員会が開催される。古川直行氏、非公開の証人2名、和泉秀樹氏、原田剛治氏への証人尋問。詳細は以下リンク先参照。
百条委員会の終了後、理事会が開催される。詳細は以下リンク先参照。
NHKから国民を守る党の立花孝志党首が兵庫県知事選挙への出馬を表明。「知事が辞めなければいけないほどの違法行為は見つかっていない。なのに県議会が全会一致で知事を辞めさせた」と主張。「自分の当選は考えていない。合法的に斎藤氏をサポートをしたい」と述べた。(情報ソース:10/24朝日新聞)
2024/10/25(金)
神戸新聞が「昨日の百条委員会(秘密会)で、信用金庫理事長が、優勝パレード協賛金について2千万円の金額を片山元副知事から提示された」との記事を掲載。後に誤報と判明。(該当記事:2024/10/25神戸新聞NEXT)
第11回百条委員会が開催される。非公開の証人2名、井ノ本知明氏、片山安孝元副知事、小橋浩一氏への証人尋問。詳細は以下リンク先参照。
百条委員会終了後の片山元副知事囲み取材で、渡瀬元県民局長の公用PC内の「複数の女性との不倫日記」に言及する瞬間、マスコミ記者が片山副知事の言論封殺を図る。(動画:説教か?言論封殺か?片山前副知事の「不倫」発言に、朝日、NHK等の県政記者クラブが激詰め!音源の主要部分を大公開!)(文字起こし)
2024/10/27(日)
衆議院議員選挙の投票日。与党・維新は議席を減らす。国民民主党が躍進。(情報ソース:NHK衆議院選挙2024特設サイト)
2024/10/31(木)
兵庫県知事選挙が告示され、過去最多の7人が立候補。立候補者は、前参議院議員の清水貴之氏(50)・前兵庫県尼崎市長の稲村和美氏(52)・前知事の斎藤元彦氏(47)・共産党が推薦する医師の大澤芳清氏(61)・レコード会社社長の福本繁幸氏(58)・政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)・ニュース分析会社社長の木島洋嗣氏(49)(情報ソース:10/31NHK)
増山誠県議が、立花孝志候補に、一連の問題に関する1枚の文書を渡した。あわせて、10/25百条委員会の音声(公用パソコンに関する内容)を立花孝志氏にLINEで送信。(情報ソース:2025/2/20NHK)
この時渡された文書は、以下ページに全文を掲載。
立花孝志氏が、選挙演説の最中に、10/25百条委員会の音声(公用パソコンに関する内容)を再生する。(動画:元県民局長の自◯は知事のパワハラではなく、自身の不倫がばれただけ3-1)
22:28に、Xにも同様の音声を投稿(該当ポスト)
2024年11月
2024/11/1(金)
神戸市内のホテルで岸口みのる県議と立花孝志氏が面会。この面会で、岸口県議(またはその随行者)から、1枚の文書が立花氏に手渡された。(情報ソース:2/16産経新聞)(該当文書:岸口県議(?)が立花氏に渡した文書)
YouTubeチャンネル「ReHacQ」にて、兵庫県知事選挙候補者7名の討論会が生配信される。(動画:【ReHacQ討論会】兵庫県知事選挙)
2024/11/10(日)
長瀬たけし県議が、自身のYouTubeチャンネルで立花孝志氏との対談動画を公開。秘密会の証人の証言内容などにも言及。(該当動画:「立花孝志さんとの対談始まります!:長瀬 猛(神戸市東灘区選出 兵庫県議会議員)」)
2024/11/11(月)
石破茂氏が第103第総理大臣に就任。(情報ソース:首相官邸HP)
立花孝志氏が石破総理に文書を手渡し、「兵庫県の闇」を直訴。(関連動画:石破総理に直接兵庫県の闇を伝えさせていただきました!)(関連ポスト:19:59原テツアキ文書の一部)
2024/11/12(火)
自民党の渡海紀三朗前政調会長がブログを更新。「知事の資質」というタイトルで、斎藤前知事について県立大学無償化の政策などを強烈に批判。稲村候補を支持する内容を掲載。(該当記事:11/12「知事の資質」)
2024/11/14(木)
県内29市のうち22市の市長が、「市長会有志」として、兵庫県知事選挙での稲村候補支持を表明。(情報ソース:11/14朝日新聞)
YouTubeチャンネル「SAKISIRU」にて、10/25百条委員会終了後の片山元副知事囲み取材の音声がスクープされる。渡瀬元県民局長の公用PC内の「複数の女性との不倫日記」に言及する瞬間、マスコミ記者が片山副知事の言論封殺を図った様子が明らかに。(頭出し:説教か?言論封殺か?片山前副知事の「不倫」発言に、朝日、NHK等の県政記者クラブが激詰め!音源の主要部分を大公開!)(文字起こし)
片山元副知事が代理人を経由し、兵庫県議会の浜田議長あてに、百条委員会の公正な運営や、百条委員の各種疑惑の調査などを求める要望書を提出。この要望書の内容は、下記リンク先に掲載。
2024/11/17(日)
兵庫県知事選挙が行われ、失職の斎藤前知事が111万3911票を得票し、2回目の当選。告示時点では圧倒的に有利と見られていた、対立候補の稲村和美候補(元尼崎市長)を破る。(情報ソース:11/18NHK)
フジテレビ『Mr.サンデー』で宮根誠司氏が「今回、私個人が思うのは、大手メディアのある意味、敗北ですよね」と発言。(情報ソース:11/21ダイヤモンドオンライン)
2024/11/18(月)
百条委員だった竹内英明県議が議員辞職。(情報ソース:百条委員会報告書)
午前中、片山元副知事が、維新の会の会派控室に訪問。11/14付の要望書を持参し、理事会での配布を要望。(情報ソース:12/25百条委員会藤田委員・片山元副知事質疑)(関連ページ:2024/11/14 片山元副知事要望書)
百条委員会の開催前に、理事会が開催される。詳細は以下リンク先参照。
第12回百条委員会が開催される。証人出頭要求などについて協議。詳細は以下リンク先参照。
2024/11/20(水)
株式会社merchu代表取締役の折田楓氏がnoteを更新。兵庫県知事選挙で「今回広報全般を任せていただいていた」などと主張し、「公職選挙法違反ではないか」と大炎上する。(該当記事:兵庫県知事選挙における戦略的広報:「#さいとう元知事がんばれ」を「#さいとう元彦知事がんばれ」に)
2024/11/22(金)
奥谷県議が立花孝志を名誉棄損容疑で刑事告訴し、脅迫と威力業務妨害の容疑で被害届を提出。(情報ソース:2024/11/22読売新聞)
2024/11/25(月)
百条委員会の開催前に、理事会が開催される。詳細は以下リンク先参照。
第13回百条委員会が開催される。非公開の証人2名と、稲木宏光氏の証人尋問。斎藤知事への証人尋問は、全国知事会とのスケジュール重複により、次回以降に持ち越し。詳細は以下リンク先。
2024/11/27(水)
16時半、公職選挙法違反の疑惑について、斎藤知事の代理人の奥見司弁護士が記者会見を行う。(動画:斎藤知事代理人が会見、本人同席せず 「運動員買収に当たらない」)
2024/11/29(金)
芦屋市議会で、たかおか知子市議に対する問責決議が可決。問責の理由は以下2点。
①選挙運動が禁止されている兵庫県知事選挙の投票日にSNS上で、斎藤元彦候補への誹謗中傷と見られかねない内容の動画を引用し発信。
②芦屋市長の写真を無断で使用し、あたかも芦屋市長が稲村和美候補を応援しているかのような印象を与える合成動画を投稿。(情報ソース:2024/11/29田原俊彦市議ブログ)
夜、兵庫県環境部職員の北村尚志氏が、立花孝志氏が公開しているLINEに連絡。渡瀬元県民局長の公用パソコンのインデックス(ファイル一覧)を送付。(情報ソース:2025/6/16立花孝志氏YouTube)
深夜、立花孝志氏が、自身のYouTubeチャンネルで、渡瀬元県民局長の公用PCの内容を一部公開(動画:県民局長の公用パソコンの中身を一部公表します!智子写真館の中身は公開しません。)。このデータは、後に「県保有情報と同一とみられる」と第三者委員会に認定される。(詳細:情報漏洩の第三者委員会 調査報告書)
公用PCの内容については、以下リンク先に掲載。
2024/11/30(土)
元衆議院議員の丸山穂高氏が、立花孝志氏経由で入手した渡瀬元県民局長の公用PC内のデータの内容について、自身のYouTubeチャンネルで解説。(動画:11/30立花孝志氏が入手した、元県民局長の公用PC中身について解説)
丸山穂高氏は、その後も数日にわたり公用PC内データの詳細を投稿。(動画:12/1元県民局長の公用PC公開案件、維新の会代表選挙など・12/1公用PC中身に関する続報や今後について・12/3元県民局長の公用PCデータの中身について①・12/3元県民局長の公用PCデータの中身について②Live・12/4元県民局長のクーデターはあったのか?公用PCデータの中身から分かるもの ③・12/11ジャーナリスト佐藤氏よ聞け!私物USBだから元県民局長は無実なのか?)
これらデータは、後に「県保有情報と同一とみられる」と第三者委員会に認定される。(詳細:情報漏洩の第三者委員会 調査報告書)
2024年12月
2024/12/1(日)
兵庫県環境部職員の北村尚志氏が、難波のネットカフェで立花孝志氏と面会し、渡瀬元県民局長の公用パソコンのデータを渡す。「複数の女性との不倫ではない」との苦情を伝える。(情報ソース:2025/6/16立花孝志氏YouTube)
2024/12/2(月)
郷原信郎弁護士と神戸学院大の上脇博之教授が、公選法違反(買収)容疑で斎藤知事と折田楓氏に対する告発状を、神戸地検と県警に送る。(情報ソース:12/2時事ドットコム)(告発状)
2024/12/3(火)
立花孝志氏がYouTubeを更新。「白川智子さんと県民局長のメールを私は確認しました。このひとたちは共犯関係だなというのが確認できた」と述べる。(動画:立花孝志が副知事!?&奥谷被告と白川智子氏の関係について、百条委員会は明らかにしていくべきである!)
2024/12/9(月)
百条委員会の理事会が開催される。資料要求一覧などについて協議(情報ソース:12/11百条委員会奥谷委員長発言)。議事録が公開されていないが、12/25百条委の参考人が結城弁護士に決定したり、12/17に公用PCの資料確認を行うこと(参考:12/17増山県議ポスト)が決定したりしたものと思われる。
2024/12/11(水)
第14回百条委員会が開催される。今後のスケジュールなどについて協議。詳細は以下リンク先参照。
4/4の内部公益通報の調査結果が正式に公表される。 「パワハラがあったとの確証までは得られなかった」などとする調査結果と共に、来週から外部の通報窓口を設けるなどの是正措置を公表。(情報ソース:12/11NHK)
井ノ本元総務部長の秘密情報漏えい疑惑の件で、百条委員会が、迎山志保県議と山口晋平県議に聞き取り調査を行う。(報告書:迎山志保県議聞き取り調査報告・山口晋平県議聞き取り調査報告)
2024/12/17(火)
15:30から、百条委員会の資料確認作業が行われる。公用PC内のクーデター計画に関する文書の確認作業をしたと思われる。(情報ソース:12/17増山県議ポスト)
2024/12/22(日)
斎藤知事に批判的な県民による集会が開催される。上野英一県議が「百条委員会の設置にあたって私がそういう構成にした。丸尾さんや共産党さんも私の取り組みで入ってもらった。多数決なら圧倒的に多いんですけど、報告書には維新もかなりいるからどうやっていくか課題」と、結論を誘導する目的で百条委員会メンバーを調整したことを暴露。更に「USBは押収しおらず、データは公用PC本体に残っていた」「人事課が公用PCからデータをコピーする際、容量の小さいUSBだったため、3本のUSBメモリを使用した。現在もPCと一緒に、施錠されたロッカーに保管されている。」などと秘密情報を漏えい。(動画:「緊急 兵庫県知事選挙に異議あり 真相究明県民集会(主催:兵庫県知事選挙を振り返る市民の会)収録放送」)
2024/12/25(水)
百条委員会の開催前に、理事会が開催される。詳細は以下リンク先参照。
第15回百条委員会が開催される。のぞみ総合法律事務所結城大輔氏の参考人招致、および片山安孝元副知事、齋藤元彦知事の証人尋問。詳細は、以下リンク先を参照。
2025年1月
2025/1/7(火)
前年11/14に県内市長会有志の22市長が稲村候補支持を表明した問題を巡り、川西市の元市議の60代女性が22市長を兵庫県警と神戸地検に告発。告発代理人の徳永信一弁護士が神戸市内で会見。(情報ソース:1/7産経新聞)
2025/1/18(土)
竹内英明元県議が死去。姫路市内の自宅2階の書斎で意識のない状態で見つかり、病院に搬送されたが死亡が確認された。(情報ソース:1/19時事ドットコム)
2025/1/21(火)
丸尾まき県議の公職選挙法違反の疑惑で、刑事告発が受理される。(情報ソース:丸尾まき県議会 公職選挙法で告発状受理されました!兵庫県警本部 事件番号100003)(告発者ニシマさんのポスト)(告発状)
2025/1/27(月)
第16回百条委員会が開催される。委員会の予算追加や、調査報告書の構成等について協議。詳細は以下リンク先参照。
2025年2月
2025/2/5(水)
昨年11月の兵庫県知事選で、県内22市長が「市長会有志」として稲村候補の支持を表明したのが公職選挙法違反と告発された問題で、兵庫県警が告発状を受理。(情報ソース:2/5日本経済新聞)
2025/2/7(金)
兵庫県西宮市の株式会社merchuに兵庫県警が家宅捜索。(情報ソース:2/13現代ビジネス)
2025/2/14(金)
井ノ本元総務部長が人事課に弁明書を提出。情報漏洩の疑惑について、これまでの供述を変更し、「3名の議員と前年4月に口頭で元県民局長の私的情報を一部伝えたことは事実だが、知事・元副知事の指示により総務部長として行った正当業務である」と主張。(関連ページ:「秘密漏えいに関する第三者委員会の調査報告書」)
2025/2/19(水)
百条委員会の増山誠委員がYouTubeチャンネル「リハック」の生配信に出演。「10/25百条委員会の音声を立花孝志氏にリークしたのは自分」と告白。(動画:【緊急生配信】兵庫県・百条委員会にて秘密会音声データ流出のすべて「私がやった…なぜなら」)
2025/2/20(木)
百条委員会の岸口副委員長と増山委員が、百条委員を辞任。(情報ソース:2/20NHK)
2025/2/21(金)
第17回百条委員会が開催される。岸口副委員長と増山委員の辞任を受けて、佐藤良憲委員が副委員長に、青山暁委員が理事として決定。詳細は以下リンク先参照。
2025/2/23(日)
岸口県議・増山県議・白井県議が、選挙期間中の立花氏への情報提供に関し、5時間以上に及ぶ記者会見を行う。(動画:兵庫・百条委の非公開情報を立花孝志氏に提供 維新の県議らが会見)
2025/2/26(水)
兵庫維新の会が、岸口みのる議員に除名、増山誠議員に離党勧告の処分を発表。(情報ソース:2/26NHK)
2025年3月
2025/3/4(火)
第18回百条委員会が開催され、調査報告書が決定される。詳細は以下リンク先参照。
公表された百条委員会報告書については、以下リンク先参照。
2025/3/5(水)
兵庫県議会の本会議が開かれ、百条委員会の報告書について賛成多数で了承。日本維新の会を離党した増山誠議員は、反対の立場から「議論が尽くされたとは言いがたい」などと述べた。(情報ソース:2025/3/5NHK)
百条委員会の報告書について片山元副知事が、「このような報告を出すことは予測していた通りで、不公正な委員会運営と感じつつ、真摯に証言に対応してきましたが、非常に残念です」などとするコメントを発表。(情報ソース:2025/3/6関テレ)
2025/3/10(月)
兵庫県議会議員の岸口実氏・増山誠氏・白井孝明氏の3人が新会派「躍動の会」を結成。(情報ソース:3/10NHK)
2025/3/14(金)
千葉県知事選挙に立候補中の立花孝志氏が、東京・霞が関の路上でなたで切り付けられ、頭や首に重傷を負う。殺人未遂容疑で現行犯逮捕された宮西詩音容疑者(30)は、「(竹内)兵庫県議の自殺のニュースを見て殺意を抱くようになった」と供述。(情報ソース:2025/3/15朝日新聞)
2025/3/19(水)
文書問題に関する第三者調査委員会の調査報告書が公開される。詳細は、以下リンク先参照。
2025/3/31(月)
奥谷謙一県議と丸尾まき県議に、それぞれ単一アドレスからの誹謗中傷メールが1分おきに届き始める。(情報ソース:4/16ラジトピ)
2025年4月
2025/4/2(水)
SAKISIRU代表の新田哲史氏と徳永信一弁護士が、兵庫県を相手取った公用PC開示請求訴訟の提起について記者会見。(議事録:兵庫県「公用PC」開示請求訴訟 提訴記者会見議事録(2025年4月2日))
2025/4/10(木)
大学生2人が兵庫県庁の知事室フロアに侵入し、拡声器で騒いだ疑いで逮捕。芦屋市の五福勇生容疑者(20)と大阪府池田市の北野由直容疑者。(情報ソース:2025/4/10神戸新聞NEXT)
2025/4/15(火)
丸尾まき県議が、誹謗中傷大量メールの被害届を警察に提出。(情報ソース:4/15NHK)
2025/4/18(金)
4/10に逮捕された大学生2人と共謀し、建造物侵入した疑いで新たに大阪市西淀川区の無職の男(56)が逮捕される。(情報ソース:2025/4/18神戸新聞)
2025/4/21(月)
兵庫県の住民46名が提起していた、元西播磨県民局長の給与返還を遺族に求めるよう県に求めた住民監査請求が棄却される。(情報ソース:4/24神戸新聞NEXT)
監査結果の報告書は、以下リンク先で全文を公開。
2025/4/25(金)
任意団体「兵庫県政の真相を究明する会」を構成する兵庫県の住民245人が、元局長の職務専念義務違反に当たる期間(200時間分)の給与を遺族に返還させるよう兵庫県に求める住民監査請求を実施(情報ソース:4/26神戸経済ニース)
2025年5月
2025/5/1(木)
斎藤知事を支持する神戸市会の川口賢議員(神戸市灘区選出)と大井敏弘議員(同市須磨区選出)が、地域政党「躍動の会」に入党。(情報ソース:5/1神戸新聞NEXT)
2025/5/13(火)
情報漏洩についての第三者委員会が調査結果を報告。「週刊誌報道やSNS上に流出した情報はいずれも県保有情報と同一とみられる」と公表し、立花孝志氏や丸山穂高氏が11月末に入手・一部公開した公用PCデータが実物だと確認された(情報ソース:5/13日テレNEWS)。詳細は、以下リンク先参照。
兵庫県が、立花孝志などに情報を漏洩した職員を、容疑者不詳のまま、地方公務員法違反(守秘義務違反)の疑いで兵庫県警に刑事告発したことを公表。(情報ソース:5/13日テレニュース)
立花孝志氏が参議院兵庫県選挙区の出馬会見を行う。(動画:①兵庫県記者クラブに乗り込んできました(笑) 参議院兵庫県選挙区出馬会見)
2025/5/14(水)?
立花孝志氏が、兵庫県警捜査二課の刑事に、公用パソコンのデータを自分に漏洩した北村尚志職員の氏名を伝える。(情報ソース:2025/6/16立花孝志氏YouTube)
2025/5/16(金)
丸尾まき県議が公職選挙法違反の疑いで書類送検される。2023年4月の県議会議員選挙の2週間後に、「選挙報告会」と称して当選のあいさつを目的とした祝賀会を開いた容疑。(情報ソース:5/16NHK)
2025/5/20(火)
兵庫県の住民13人が、渡瀬元県民局長の相続人に給与およそ60万円を返還させるよう県に求める訴訟を、神戸地裁に提起。(情報ソース:2025/5/21神戸経済ニュース)
2025/5/23(金)
井ノ本元総務部長が、公用パソコン内の私的情報を県議らに漏洩した疑惑を調査していた第三者委員会が、漏えいを認定したことが報道される。(情報ソース:2025/5/23毎日新聞)
井ノ本元総務部長の懲戒処分を検討する綱紀委員会が開かれる。(情報ソース:2025/5/26朝日新聞)
2025/5/27(火)
井ノ本元総務部長による情報漏えい疑惑を調査していた第三者委員会が、調査報告書を公表。報告書の内容は、以下リンク先に掲載。
井ノ本元総務部長が停職3か月の懲戒処分となる。井ノ本元総務部長は、代理人を通じて「私の業務行為が情報漏洩と認定され、誠に残念です」などのコメントを発表し、処分について不服申し立てを行う方針。(情報ソース:2025/5/27NHK)
兵庫県議会の主要4会派が、奥谷謙一県議と上野英一県議を「議長注意」とする処分を決定。奥谷県議は2024/10/4にYouTubeチャンネル「ReHacQ」に出演したことが、上野県議は2024/12/22の県民集会で百条委の非公開情報を漏らしたことが処分理由。(情報ソース:2025/5/27神戸新聞NEXT)
2025年6月
2025/6/2(月)
元県民局長の公用PCデータがインターネット上に漏えいした問題を巡り、地方公務員法違反疑いの告発状を兵庫県警が受理。(情報ソース:2025/6/2NHK)
2025/6/3(火)
片山元副知事が、5/27に公表された秘密漏えいの第三者委員会の報告書等に関して、声明を発表。全文を以下リンク先に掲載。
2025/6/4(水)
百条委員会の委員長だった奥谷謙一県議から告訴されていた立花孝志氏について、兵庫県警が、名誉毀損と脅迫、威力業務妨害の疑いで神戸地検に書類送検。(情報ソース:2025/6/4神戸新聞NEXT)
2025/6/5(木)
丸尾県議が、立花孝志氏を提訴。街頭演説で名誉を傷つけられたとして、慰謝料など1100万円の損害賠償を求める。(情報ソース:2025/6/5読売新聞)
2025/6/11(水)
増山県議を誹謗中傷した神戸市東灘区魚崎南町1丁目の無職、堀川隆行容疑者(61)を名誉毀損容疑で逮捕。増山県議と子ども2人が写った画像とともに、「増山県議が元西播磨県民局長を自死に追い込んだ人殺し。その子どもも犯罪者になる」という趣旨の文言を添えてXにポストした疑い。(情報ソース:2025/6/11朝日新聞・2025/6/11産経新聞)
2025/6/12(木)
百条委元委員の増山誠県議と元副委員長の岸口実県議に対する問責決議案が兵庫県議会で可決。(情報ソース:2025/6/12産経新聞)
2025/6/13(金)
2024年の兵庫県知事選挙で、県内22の市長会有志が稲村和美候補への支持を表明した行為が、公職選挙法の禁じる「公務員の地位利用」にあたるとして刑事告発された問題で、兵庫県警が捜査書類を神戸地検に送付。(情報ソース:2025/6/13朝日新聞)
2023年の阪神・オリックス優勝パレードの寄付金を集めるため、金融機関への補助金を増額して県に損害を与えたとして、背任容疑で告発されていた兵庫県の斎藤元彦知事と片山安孝前副知事について、兵庫県警が捜査書類を神戸地検に送付。(情報ソース:2025/6/13読売新聞)
2025/6/14(土)
兵庫県尼崎市の市会議員選挙で、福井かんき候補の応援演説中に、立花孝志氏が「週刊文春に情報漏洩した犯人」として、環境部職員の北村尚志氏の名刺を公開。(情報ソース:2025/6/14立花孝志氏YouTube)
2025/6/16(月)
元MBSアナの子守康範氏が、Xアカウント「北海道の歩き方」(@Hokkaido_Drive)への侮辱罪で起訴される。(情報ソース:2025/6/20福永活也弁護士ポスト)
子守氏は、当初はデマと主張したものの、後に起訴されたことが事実であると認める。
2025/6/19(木)
増山県議への名誉棄損で6/11に逮捕された神戸市東灘区の堀川隆行容疑者(61)が、片山元副知事への名誉棄損の容疑で追送検される。昨年4/2に、片山氏の写真とともに「斎藤知事とパワハラや恫喝をしている」とXに投稿した容疑。(情報ソース:2025/6/20朝日新聞)
2025/6/20(金)
斎藤知事が、選挙運動の見返りにPR会社「merchu(メルチュ)」に報酬を支払ったとして、公選法違反(買収、被買収)の疑いで斎藤知事とメルチュの折田楓社長が告発された問題で、兵庫県警捜査2課はが2人の捜査書類を神戸地検に送付。(情報ソース:2025/6/20神戸新聞NEXT)
2024年の兵庫県知事選挙で、稲村和美候補の後援会が運営する公式Xアカウントが一斉の虚偽通報で2度にわたり凍結されたとして、偽計業務妨害罪で刑事告訴した事案を巡り、兵庫県警が容疑者不詳のまま捜査書類を神戸地検に送付。
また、稲村氏が「外国人参政権を推進している」「県庁建て替えに1千億円かける」といった言説がSNSで拡散されたことが公職選挙法違反(虚偽事項公表、事実歪曲公表)罪にあたるとの告発についても、県警が書類を地検に送付(情報ソース:2025/6/20産経新聞)